全国統一小学生テスト「成績表」ぐらい冷静に見ようや(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #全国統一小学生テスト #成績表

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2020/07/08 全国統一小学生テスト「成績表」ぐらい冷静に見ようや(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #全国統一小学生テスト #成績表

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。1年前の「全国統一小学生テスト」から成績表がリニューアルされ、「全国統一小学生テスト詳細分析・君だけの診断レポート」となりました。ここでは小6の成績表を例にして成績表の見方を書いていくことにしますが、他学年の場合も共通部分が多いので参考にしてください。

 

表紙をめくると「今回の成績」。点数・順位・偏差値の数字が並んでいます。数字だけしか見ない(見ることができない?)親はここだけ見て終わりなのでしょう。得点分布に着目すると、結構きれいな山形=「正規分布」に近い形になっています。「得点分布が正規分布に近い」ということは偏差値計算の前提。すなわちテストの正当性の証明でもあります。なので「テスト内容が悪い」という批判は的外れです。

 

次は「偏差値別順位 都道府県別ランキング」。あなたの偏差値と都道府県が縦横に青くマークされています。黄色はその都道府県の平均です。他地域での受験を予定している受験生にとっては、受験のイメージをつかむのに有用なデータとなりますが、関西圏の人間から言えば関西圏のデータが弱い印象が拭えません。日曜は大抵所属塾の授業があるため、上位層の受験が少ないことが考えられます。関西圏の受験生でも、あえて首都圏のデータを参考にする方が自分の立ち位置がわかりやすいかもしれません。

 

3つ目は「教科別個人成績」。「あなたの偏差値ゾーン」の意味を説明します。「取りこぼし確認」という表があり、そこに「ライバルたちの平均正答率が高く、あなたが間違えた問題(平均正答率上位5問)」と記されています。ここの正答率が左隣にある「問題別成績」の正答率と異なることに気づかれたでしょうか。「取りこぼし確認」の方は「あなたの偏差値ゾーン」と同じ偏差値ゾーンにいる受験生(=ライバル)だけの正答率になっているからです。

 

同じ問題でも上位層と下位層では意味が変わってきます。例えば、大問1は下位層にとっては得点の大きなチャンスと解釈できますが、上位層にとってはここを落とすこと自体が赤っ恥で、入試でそれをやれば確実に不合格を招くそれこそ「大問題」です。そういう考え方に基づいた「偏差値ゾーン」による個別分析により「『君だけ』の診断レポート」となるのです。もう一つ上の「偏差値ゾーン」に入るための指針と考えればよいでしょう。

 

4つ目は「学習診断表」(年長生にはありません)。各科の小問を正答率で並べたものに、お子さんが誤答した小問を色づけして示したものです。科目毎に色分けされているので、どの科目での取りこぼしが多かったのかが判りやすくなっています。また、こちらも「同じ偏差値ゾーンの受験生」で算出した正答率によって「克服すべき問題」が提示されています。

 

最後に「志望校判定表」(小6のみ)これはあくまでも参考資料に過ぎません。特に、関西圏の学校に関する判定はやや甘い傾向と感じます。「全国統一小学生テスト」が完全な中学受験向けではないこと、主催の四谷大塚が首都圏中心で関西圏の学校データがどうしても薄くなりがちであることに因ります。それでも、D判定を食らったらやっぱりキツイでしょうね。これで発奮するか諦めるかはアナタ次第

 

数字にばかり大騒ぎすることなく、成績表ぐらい冷静に見ましょうや。成績表が教えてくれる意味を正しく読み取り、今後の学習に活かしてもらいたいと思います。では、また。

 

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