デキる私立小は「一人一台タブレット」（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #私立小 #ICT

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。当塾は中学受験専門なので私立小のことは無関係…という訳でもありません。確かに私立小受験はやっていませんが、将来の中学受験に向けての環境を買うという意味で私立小を選択するという方もいて、そういう方が中学受験塾に通うのも珍しくはないからです。誤解を恐れずに言えば、公立小より個性がキツイ親子が多いという印象です。

大手塾に勤務しているときに、同じ私立小の女子と男子がともに飛び級で在籍していました。子どもどうしはそれほどでもありませんでしたが、母親どうしは何から何まで相手と比べてはバチバチ状態で閉口していました。中学受験が近づくと、小学校でも派閥に分かれて相手への「口」撃合戦だったというからまあ恐ろしいこと。塾内部では「私立小の親には気をつけること」というのが常識となっていました。幸い二人とも志望校には受かったので事なきを得ましたが、どちらかでも落ちようものなら…想像したくもありません。

閑話休題。私立小も今般の休校措置の例外ではなく、オンラインで授業を実施するところも多くあります。そこで、京阪神限定になりますが私立小のICTについてお話していきたいと思います。以下、ICT投資が進んでいる順にいくつか学校を上げたいと思います。※はロイロノート・スクール導入校

※関西大学初等部

校内にPC、タブレット300台以上あり、1年生からICT機器の活用指導あり。PCルームに行かずともその場で調べ学習ができる環境を構築。全教室に電子黒板、無線LAN設置。生徒端末と接続した授業あり。3年生以上は一人一台タブレットとなり、家庭での予習・復習にも活用。

※立命館小

1年生からプログラミング教育を始め、小4の3学期以降一人一台タブレット。毎日自宅に持ち帰り、その日の学習の振り返りを行う。

※雲雀丘学園小

各教科でICT機器活用。小4から一人一台タブレット。

※愛徳学園小

各教科でICT機器活用。各教室に電子黒板、無線LAN設置。

関西学院初等部

ITルームに児童用PC32台（1クラス分）、タブレット100台設置。

関関同立の小学校は比較的新しく設立されたところが多く、当初からICT施設も高いレベルで整っています。兵庫県下の他私立小も、ほとんどが校内にPCやタブレットを設置。ITスキルやモラル教育をしているところが多いようですが、伝統校の中にはやや整備が遅れている学校も見受けられるようです。「私立小なんて、おしゃれな制服を着て、満員電車で騒いでいるだけでしょ？」なんてやっかみの声もあるでしょうが、そうです。しっかりお金をかけているんです。子どものために。なのに…

コロナ感染の第二波、第三波に備えるという意味でも、今後学校へのICT機器の導入が促進されるものと思われます。また、学校貸与ではなくて個人所有にすれば、通学が困難な状況でもいち早くオンライン授業に切り替えやすくなります。様々な理由でどうしても動きが鈍い公立小を横目に、機動力の高い私立小は着々と「一人一台タブレット」を進めていくことでしょう。私立小を選ぶ際には、パンフレットの綺麗さだけではなく、そういうところにもきちんと目を向けているか直接確かめることも大切になるでしょう。ご参考までに。では、また。