家庭学習？なにそれ、おいしいの？（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #家庭学習 #学力格差

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。休校措置延長に伴い、本来なら新学年で学習する内容が追加の宿題に含まれるようになってきています。また、プリント教材を各自ダウンロードして勉強するというような指示が出されているところもあります。学校が閉じられている以上、家庭学習をしっかりやってくださいということなのでしょう。

しかし、思った通り「なんで親がそこまで面倒見ないといけないんだ」「子どもの勉強まで見る余裕はウチにはない」と残念な親御が続出。「勉強しなさいと言ってもゲームばっかりで…」そのゲームを与えたのは誰？家でルールの一つも作れないの？だったら、緊急事態宣言後もパ〇〇〇屋に通い続けるギャ〇〇〇依存症オヤジと同じじゃん。親の意識がこれだけ低けりゃ、そりゃ子どもの学力格差にもつながるわけだわ。「親の経済格差が子の学力格差につながるのはけしからん」という論調もよく耳にするけれど、経済格差の前に親の意識格差がこれだけあったらもはや救いようもないわな。「家庭学習？なにそれ、おいしいの？」

その一方で「ウチの子はよくできる」と思い込んでいる親御も本当に多いこと、多いこと。今や謙遜などという美徳は絶滅してしまったようで、「ウチの子なんて大したことない」なんて言おうものなら「そんなことないじゃない」の代わりに「ホントその通りよね」と言われかねない。その子が本当はできる子だったら「それ、ウチの子に対する当てつけ？」と炎上しかねないとか。中高生時代から人間的にはまったく成長していないのね。アンタより上だ、下だのということばかりで、やっていることはサルのマウンティングと同列。

子どもの成績だって「群れ」の順位付けの指標になるもんだから、そんな価値観で見られる子どもだってたまったもんじゃないし、子どもどうしでもそんな価値観が蔓延してしまう。自分より下だと思う相手は平気でイジメるし、自分より上だと思う相手には妬みや僻みの感情が剥き出し。ボスになれないと悟った時から「勉強嫌い」に。自分は勉強が「できない」のではなく「しないだけ」という自己防衛本能が働くのでしょう。誰に対する防衛かって？子どもにとって最大の「敵」は親に決まってるでしょうが。

「ウチの子は勉強がよくできる（はず）」と内心思っている親御さんにお尋ねします。その根拠はどこにあるのですか？かつて「学校のテストでほとんど90点以上取るから」なんてのもありましたが笑止千万。本当に勉強ができるとはどういうことか、中学受験にも耐えうる学力はどうやって身に着くか、その辺の話は次の機会に。では、また。