夏期講習がない⁉さあ、どうする?(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #休校 #夏期講習

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2020/04/28 夏期講習がない⁉さあ、どうする?(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #休校 #夏期講習

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。神戸市長が市教委に5月末までの休校延長を要請しました。「休校措置がこれ以上長引けば夏休みなし」と「夏休みゼロ」宣言を出した自治体も。これには様々な意見が出ているようですが、現実問題として「夏休みがない」という想定もしておいた方がどうやらよさそうな流れになってきました。

 

もし本当に「夏休みがない」という状況になったら、来春に中学受験を控える小6にとってはどエライことに。受験の成否に大きな影響を与える夏期講習が行えなくなるのです。一般的な大手中学受験塾では、小6の1学期で単元学習を一通り終え、夏期講習で単元学習の復習や入試過去問の演習等、入試に一歩近づくための総合的な学習を行います。学校という邪魔者もなく、日々1つの目的のために「集中」できる時間。嘘でも「中学入試」に対する意識が高められる時間。志望校別特訓の授業を受けてはそれまで「憧れ」だった学校が「明確な目標」に変わる時間。それらの時間が今年は与えられない可能性があるのです。

 

「夏休みがない」ことを嘆いたり恨んだりするのは自由ですが、いくら嘆いたり恨んだりしても合格が近づくわけではありません。今の休校期間の穴埋めに「夏休みがない」というのであれば、今の休校期間こそが「今年の夏休み」だと考えなければならないでしょう。休校期間の今、従来の夏休みと同じ心構え、同じ密度で受験勉強をする必要があるのです。「夏休みで一気に差を詰めて逆転を!」という戦略も「夏期講習を最大限活用する」という戦術あってこそ。

 

もちろん従来の夏休みとまったく同じという訳には残念ながらいきません。「夏期講習」という戦術が使えないのであれば、「夏休みに一気に伸ばす」という戦略も見直さざるを得ません。しかし、その先にある「合格」という目的は変わらないのですから、戦略の見直し方も自ずと見えてくるでしょう。私(当塾代表)は「9月を迎える時点で『単元学習』の完成度をできる限り高めておく」ことをおススメします。先述した通り、従来の夏期講習では単元復習と志望校別特訓を並行することが多いのですが、その夏期講習がない以上、まずは単元勉強を強化するしかないでしょう。

 

元来、単元勉強は授業だけでなく宿題やテスト勉強といった家庭学習をすることで身に着くもの。家庭学習の比重が高まっている今、この休校期間は予習・復習に関わらず単元勉強を極める時間と考えてもらいたいもの。「効率の良さ」ばかり追い求める残念な親御はそこを理解していないのが多いので非常に困るのです。来春の中学受験で負けたくないのであれば、非常事態を恨むヒマがあるのならば、固定観念でガチガチになった頭をカチ割って、やるべきことに目を向けてもらいたいと思います。

 

あと、夏期講習がないということになればスタートの遅れは従来以上に重くのしかかることでしょう。「習い事が終わる夏休みから受験勉強を始めよう。」「お金をなるべくかけたくないから、受験勉強は夏休みからでいい。」と思っていた方は相当の覚悟をしてください。後悔先に立たず。では、また。

 

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