ボーっと映像授業見てんじゃねえよ！（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #夏休み #映像授業

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。休校措置を5月6日から5月末に延長する、夏休みの期間短縮や「夏休みなし」とする等の動きがじわじわと広がってきています。平日の7時間授業や土曜授業の復活も議論され、ある教育評論家は「教育虐待だ」と声高に騒いでいるようです。「じゃあ授業時間の不足はどうするんだ？」という声に対しては、その評論家は「そもそも日本の教育制度がおかしい」と反論していますが、それこの非常時に言うことかい？

それに比べると、ある高校生の「この状況を逆手にとって、いっそ9月から新学期にすればいいのでは」という提案の方がよっぽど生産的でしょう。実際、少し前に東大が「春入学を廃止して秋入学に移行する」動きを見せたことがありました。その時はいつの間にやら有耶無耶になったようですが、今回の騒動の中では一定の賛同を得ているようですね。相変わらず「技術的に難しい」だの「桜の時期でなければ日本の入学式らしくない」だのというような、日本らしいといえば日本らしい「一切の変化を望まない」ご意見も少なくないようですが。

その一方で、これまでのブログでも触れてきましたが、休業を余儀なくされている大手受験塾ではいよいよ親御の突き上げが激しくなっているようですね。SNS等での発言を見てみると…

・オンライン授業がいつまで続くのか。こんなんだったら授業料返せ。

・塾に電話しても事務方相手では埒が明かない。「授業料返金はない」の一点張りだ。

・同じ映像授業でも別の塾の方が機能も良く手厚いようだ。

・別の塾は公開模試をしている。このままではとても不安。

と、塾への不満や焦りを訴える書き込みが絶えません。その一方で、

・こんな状況で公開模試をするなんて信じられない。

・そんなに文句があるなら塾をやめればいいのに。ウチは塾を信じます。

・塾に文句言うと子どもがよく思われないから損するよ。

・自分の子どもに自信がないから文句ばっかり言うんだよね。

と、塾を擁護する書き込みもあり、あちこちで壮絶なバトルが繰り広げられているようです。

ただでさえネットという環境では、匿名であることと文字だけのコミュニケーションであることで過激になりやすいのですが、コロナ鬱で皆さんイライラしていること、特に受験学年は不安が頂点に達していることで感情が剥き出しの言い合いになっているようです。「そんなに文句があるのなら塾をやめたら？」という書き込みに「入塾テストを必死の思いで突破して、ここまで高い授業料を払って、塾を信じてついてきたのよ。今までの時間とお金はどうなるのよ？そんな簡単にやめられる訳ないでしょ！」いやぁ、正直怖いです。この中には入りたくありませんねぇ。間違っても「必死の思いでなくても入塾テストは突破できるけど…」等とは口が裂けても言えません。さすがに命は惜しいですから。

受験学年の親御さんが皆そうではないと思いますが、もう少し冷静になりましょうよ。もしかすると「夏休みがない＝夏期講習がない」というのであれば、「なぜ夏期講習がないのよ！」と叫ぶ前に「ではその分の勉強をどうすればいいか？」と考えましょう。今の休校期間がその夏休みの代わりだと考えれば、今自宅で必死に勉強しなければならないことがわかるはず。どんな塾でも夏期講習中の自宅学習が大事であることは変わりありません。塾の授業がないから学力が上げられない？ボーっと映像授業見てんじゃねえよ！そんな受験生は○○ちゃんに叱られてしまいますよ（笑）では、また。