「ヘタレ社会」の残念な人達(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #教育費 #結果平等

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2020/04/21 「ヘタレ社会」の残念な人達(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #教育費 #結果平等

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。非常時にこそその人の「品」が露わになる、という話をしました。それはお子さんの勉強に関する親御さんの姿勢にも表れているのではないでしょうか。

 

コロナの影響で休校措置が延長されるとなった時、新聞でこのような記事が載っていました。「私はシングルマザーで生活のためには働きに出るしかなく、傍にいて子どもの勉強の面倒を見る余裕はありません。休校措置が長引くことで子どもの勉強が遅れるのが心配です。」まあ、ここまでならよく聞く話。その続きにあったのが「塾に行かせる金銭的余裕もありませんし、塾に行っているお子さんとの格差が広がらないようにしていただきたいです。」

 

少し前の世代では「子どもの教育費は『聖域』で、まずそこを確保してからレジャーのことを考えよう。」という親御も決して少なくありませんでした。それが親から子へ、子から孫へ受け継がれていくものだったのです。ところが、どうやらそう考えない親が出てきてしまったようですね。自分は親から教育費を受けたのに、本来子どもにかけるべき教育費までも自分のために使ってしまう。

 

「大学に行きたい?これ以上お前にかけるカネはない。どうしてもというなら後から返せ。足りないなら奨学金でも何でも借りればいいだろ。」こんなことを平気で言う親御も少なくないようです。自分はパチンコに、グルメに、買い物に、旅行にと散々浪費していても。「自分が稼いだ金だ。自分が使って何が悪い。」生まれたときから働いていたんですかね?自分は親に育ててもらっておいて(そういう考えもないのでしょうが)、子どもには金は出したくないなんてどこまでゴーマンで、ワガママで、ジコチューなんでしょうか。

 

先の新聞の話題に戻りましょう。「学校に通っているときと変わらないように」と言うのならまだわかりますが、なぜそこが「塾」になるのでしょうか?塾に通わなければ学力格差がつくと言うのなら、もう既に格差が生じているはずですよね。それを何とかしようという努力をしましたか?せめて家庭学習の習慣でもつけさせようとしましたか?それもしないで塾どうのこうのではないでしょう。この騒動がなければずっと放置していたのでしょう。それを、たまたまこんな状況になったからといって被害者面して「塾に行っている子と同じ待遇」を求めるのは違うんじゃないですか?

 

封建社会では身分差別によって「機会不平等」が生じ、これは現代では明らかに人権侵害。少なくとも今の日本では「勉強したくても挑戦する機会すら与えられない」なんてことはありません。ところが社会がヘタレてくると、いつの間にやら「機会平等」ではなく「結果平等」を求める残念な人達が増えてくるそうです。「今さえよければ、自分さえよければ、それでいい」ある思想家は「サル化」という過激な言葉で「現代人の退化」を表現しました。残念ながら、上のような残念な親御の戯言が堂々と新聞に掲載され、あたかも「社会」の声として世間に喧伝されることも「ヘタレ社会」の現象の一つだと思います。アナタはどう思いますか?では、また。

 

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