授業に対する残念な親の「本音」③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #映像授業 #競争原理

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2020/04/14 授業に対する残念な親の「本音」③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #映像授業 #競争原理

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「合格実績があるから」「有名な大手塾だから」そう言う親御の大半は、「志望校合格に必要な学力を子どもにつけさせる」ことではなく「志望校合格の近道としてその塾のシステムに乗っかる」ことに授業料を払っているというお話をしました。だからこそ、「対面授業」を「映像授業」に変えるシステム変更に納得がいかないのだと。ところが、「塾のシステム」自体に既に矛盾があることが問題なのです。

 

繰り返しになり恐縮ですが大事なことなので。受験塾の目的は「志望校合格に必要な学力を子どもにつけさせる」こと。そのために授業やテストを通じて「思考力」を養うのです。ハッキリ言えば「合格を保証する」ことではない。まあ、本当はわかっているはずなのに認めたくないだけですよね、親御も、塾も。だって「合格を保証」だなんて、裏口入学の斡旋でもしているのですか?ってことになりますもん。

 

しかし、他塾との差別化を図るには「ウチは他塾より合格させますよ」というハッタリくらいかましとかないと、集団授業の大手塾はやっていけない。毎年それなりの塾生を獲得しないと経営が成り立たないのだから。そのために「合格実績」をかき集め、いかに自分の塾のシステムが素晴らしいかを喧伝する。そして、今どきの親御の気質もよく知っているから、「我慢強く思考力を育てます」なんてことは言わず、「当塾のシステムに乗っかることこそが合格への近道」と「効率の良さ」をアピールするのです。そう考えれば、この手の塾に「入信」する親御の多くがそんな思いに捉われるのもごく自然なのでしょう。

 

そういう塾の多くが取り入れているのが「毎週決まったカリキュラムとテスト」「毎月の実力模試」でしょう。多くの塾生を「効率良く」管理するのに適した方式だから。「映像授業」を見る我が子の姿を見てもおわかりのように、何もないのに自ら進んで勉強するお子さんがどれだけいますか?お子さんの自覚を促すヒマがあるのなら、競争原理の名の下、成績ヒエラルキーのピラミッドに登るよう毎週毎週追い立てた方が手っ取り早い。そのためには、お子さんに「なんでこんなことしてるんだろう?」と考える余裕を与えてはダメなんですね。次から次へとこなすべき課題を与えなくては…

 

そこへ今回のコロナ騒動。「対面授業」が「映像授業」に代わることで、その「洗脳」が解けることが実は一番心配なことなのではないでしょうか。わからないことがあれば立ち止まって考えてみてもいいんだよ、場合によっては少し時間を置いてから考え直したっていいじゃん、何であんなに急かされて勉強させられなきゃいけなかったのだろうか…こんな疑問をお子さんが持ってしまっては、もう塾のシステムに戻ろうとは思わなくなる可能性が出てくるでしょうから。

 

それは、そんな塾を選んだ親御の「敗北」を意味するので親御としては絶対認められないのでしょうね。だから、「授業料を下げろ」とは言っても「塾をやめる」とまでは言えないのでしょう。「(自分だけが言うと塾から不利な扱いを受けるから)みんなで値下げの声を上げましょう」というような声まで聞こえる始末。その一方、授業は「映像」のまま、実力模試は強行する塾もあるようです。競争原理の維持、収益の確保(自塾作成の模試は結構な利益になる)のためなのでしょうが、かなり親御には不評のようですね。どっちもどっちの様な気がするのですが。この話、もう少し続けますね。では、また。

 

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