中高一貫校の「高校募集」は絶滅するのか⑤(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #新指導要領 #公立中高一貫校

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2020/03/14 中高一貫校の「高校募集」は絶滅するのか⑤(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #新指導要領 #公立中高一貫校

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「待ったなし」教育改革の産物として、公立中高一貫校や大学入試改革の話を書いてきました。今回はもう一つの産物である「新指導要領」をテーマとして話を進めていきたいと思います。

 

小学校では新年度から完全移行となる「新指導要領」ですが、数年前から移行措置期間に入っていたので、現場では既にいくつかの内容が先取りされていました。もちろん、新学年からはそれらは正式に教科書に反映されることになります。例えば小学校算数では、「メートル法」を小3に繰り上げ、それに必要な考え方として10倍、100倍だけでなく1,000倍も同じ小3で学ぶことになりました。m(ミリ)やk(キロ)を学ぶには1,000倍という概念が必要なので当然と言えば当然。国語の漢字では小4で都道府県に使われる漢字をすべて書くように改訂されました。小4社会で日本地理を学ぶのですからこれも合理的だと言えます。

 

全体を見ると、特に算数において小4から小5にかけて内容が重くなった感じがします。「メートル法」が小3になったことで、その出来不出来が小4の「面積」や小5の「体積」にもより大きく影響することになるでしょう。また、決定的に算数のセンスが問われる「割合」の概念が小4・小5で入ってきます。算数を単に計算と捉えているとここで躓くことになります。「何と比べて何が何倍」という数を使った文を、「比べられる数」「元になる数」「割合」の要素に分けて読むことができるか。国語の文を読むときに、何が「主語」「述語」「修飾語」に当たるのか読む力にも通じるのですが、どちらもできない子が本当に多いです。「割合」ができないと同じ概念を用いる「速さ」もできません。その「速さ」も小6から小5に繰り上がっています。

 

こう見てくると、今まで以上に早い段階で算数のできる子とそうでない子との差が生じてくるものと思われます。ちょっと前まであれだけ「ゆとり」を標榜していたのに、なぜ今回からこのように早い流れになったのか。そこには首都圏の公立中高一貫校人気があると考えられています。その辺のお話は次回に。では、また。

 

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