負けに不思議の負けなし④(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #負けに不思議の負けなし #思考力

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2020/02/20 負けに不思議の負けなし④(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #負けに不思議の負けなし #思考力

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」を原文に近いニュアンスでの解釈中学受験に当てはめてみた、というお話の続きです。前回の振り返りをしておきましょう。

 

「勝つときには不思議な勝ちということがある。法則に従い、技術を守ってたたかえば、たとえ気力が充実しておらずとも勝利を得ることができる。このときの自分の心をふりかえれば、不思議と思わずにはいられないからである。しかし負けるときには不思議な負けということはない。法則を無視し、技術を誤れば、負けることに間違いない。それだからこのように言うのである。」ということでした。

 

これらを更に中学受験に置き換えれば、「法則」とは「入学試験に於いて相手(学校)が提示した問題に対し、相手をある程度納得させられるだけの解答を示すこと。」であり、「技術」とは「適切な訓練を重ねて、そのような解答能力を身に着けること。」もっと具体的に言えば「問題解決に必要な知識や論理的思考力を持つこと」であり、「先人から受け継がれた知識や考え方を学んで自らの思考力を養うこと」となります。

 

ここまでは前回記したことですね。当たり前ですが、中学受験するのは小学生なので、一応出題範囲には一定の制限があります。それでもその中で問えるテーマはいくらでもありますし、出題形式も考えれば「今まで見たことのないような問題」だってナンボでも出てきます。大抵は「受験用テキスト」で受験勉強することになるのですが、「テキスト『を』勉強する」のと「テキスト『で』勉強する」のとでは既に大きな差が出ます。前者は単なる知識、パターンの暗記であり、後者は知識、パターンをお手本として原理や仕組み、思考法を学習すること。「今まで見たことのないような問題」にも対応できるのはどちらかなんて、火を見るよりも明らかでしょう。

 

テキストに書いてあることを正しく読み、その中の原理や仕組み、考え方までを自分のアタマで理解して、他人に説明できるまでにしておくことで、「今まで見たことのないような問題」の中にも既存の知識、原理や仕組み、考え方を見出して、だからこれが正解、もしくは正解の一つと考えられるという説明までできるようにする。「法則に従い、技術を守ってたたかう」とは正にこの姿勢のこと。要は「中学受験でも通用する『論理的思考力』を養う」ということです。ちなみにこれは当塾のモットーでもあります。

 

前回のラストに「中学受験を通じてお子さんに一体何を望むのか」と問いかけました。ここを間違うとこれまでの解釈が根底から覆ってしまいます。「合格」だけが目的だとなると「こうすれば入試で点数が取れる」という近視眼的な方法論ばかりに目が奪われてしまい、それを習得すべき「技術」のすべてだと考えてしまいます。「出題傾向から見て『出ないところ』をやるのはムダ」「過去問を20年分解けばそれで充分」「過去に何問も問題的中させているカリスマ講師の言うことだけ聞けばよい」まるでアヤシイ宗教か?というような眉唾物の言葉も完全に鵜呑みにする親御、結構いるんですね。「我が子だけは、我が子だけは」と呪文を唱えながら…

 

で、蓋を開けると「やってないところが出た」「過去問と違う傾向の問題が出た」「的中問題のはずが解けなかった」と。そりゃそうでしょうよ。敗因を挙げればキリがありませんよね。法則を無視し、技術を誤れば、負けることに間違いない。」負けに不思議の負けなし…これは決して「結果論」なんかじゃありません。今もどこかで「負けることに間違いない」受験生親子がいることでしょう。「まさか自分のことでは?」と思ったアナタ。とても賢明な判断です。今すぐに「たとえ気力が充実しておらずとも勝利を得ることができる」ような学習姿勢に立ち返りましょう。では、また。

 

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