負けに不思議の負けなし③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #負けに不思議の負けなし #思考力

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2020/02/18 負けに不思議の負けなし③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #負けに不思議の負けなし #思考力

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回は「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」を、ビジネス書的な解釈中学受験に当てはめてみました。乱暴な言い方を許してもらえれば、内容が綺麗事に過ぎずどうも「結果論」的にしか聞こえない。「そりゃそうでしょうよ。で、どうすればいいの?」という感じ。具体的な話が見えてこない。極論すれば「勝てば官軍負ければ賊軍」=「まぐれでも奇跡でも合格すりゃ『勝ち』で、不合格だったら『負け』なのよ。勝因や敗因?そんなもの関係ないわ。」という「合格実績がすべて」の大手塾の方法論、そしてそれを無批判に信奉する親御の姿勢そのものと言えます。落ちてからようやく「洗脳」されていたことに気付いて、今更のようにSNSの「全落ち板」に恨みつらみを書き込んだところでどうなるものでもないでしょうに…

 

次に、原文のニュアンスに近い解釈で考えてみましょう。「勝つときには不思議な勝ちということがある。法則に従い、技術を守ってたたかえば、たとえ気力が充実しておらずとも勝利を得ることができる。このときの自分の心をふりかえれば、不思議と思わずにはいられないからである。しかし負けるときには不思議な負けということはない。法則を無視し、技術を誤れば、負けることに間違いない。それだからこのように言うのである。」というものでした。ビジネス書的解釈が「結果論」的なのに対し、こちらの方は勝負に向かう前の姿勢や考え方に焦点を当てたものと捉えられるのではないでしょうか。剣術における解釈については専門の方にお任せするとして、ここでは「法則」「技術」という言葉を、それぞれ「守らねばならない決まり。おきて。」「訓練により身に着けた、物事を巧みに行う能力(テクニック、スキル)」と定義することにします。

 

これらを更に中学受験に置き換えれば、「法則」とは「入学試験に於いて相手(学校)が提示した問題に対し、相手をある程度納得させられるだけの解答を示すこと。」であり、「技術」とは「適切な訓練を重ねて、そのような解答能力を身に着けること。」もっと具体的に言えば「問題解決に必要な知識や論理的思考力を持つこと」であり、「先人から受け継がれた知識や考え方を学んで自らの思考力を養うこと」となります。お子さんに中学受験をさせるのならば、まずは親御さんがこういう「定義」を自らのアタマでしっかり考えておく必要があります。「中学受験を通じてお子さんに一体何を望むのか」という最も基本的な問いにアナタはすぐに答えられますか?「そんなの決まってるわ。偏差値の高い学校に合格することよ。」先に断っておきますが、こんな答えは「下の下」です。ちょっと脱線が過ぎましたか。続きは次回に持ち越します。では、また。

 

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