負けに不思議の負けなし②(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #下剋上 #合格実績

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2020/02/16 負けに不思議の負けなし②(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #下剋上 #合格実績

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」という言葉を、中学受験に当てはめるとどう解釈できるだろうか、というお話の続きです。

 

まずはビジネス書的解釈。「負けるときには、何の理由もなく負けるわけではなく、その試合中に必ず何か負ける要素がある。一方、勝ったときでも、すべてが良いと思って慢心すべきではない。勝った場合でも何か負けにつながったかもしれない要素がある。」こういう考え方はどちらかというと「結果論」的な解釈かな、と私(当塾代表)は捉えています。中学受験で例えれば次のようなことではないでしょうか。

 

真面目な受験生なら、合格したいがために多大な努力を積んでいるハズ。それでも、どの科目、どの単元も完璧に仕上げるというのは至難の業で、相対的に苦手、弱点が出てきてしまうものでしょう。大手塾の「競争原理」の下では、その度合いによって「能力別」に輪切りされます。いろいろなテストを経て総合的に見た結果ですので、その順番には一定の合理性はあります。塾でのクラスに親御が一喜一憂するのは、それが我が子の「価値」に他ならないからでしょう。

 

ところが、入試という「一発勝負」となると必ずしも塾での序列通りとはいかないことも。何回も行われるテストでの総合的な結果なら「穴」の少ない子が最後には上位となります。ですが、総合的には上位の子でも、「たまたま」その年の入試に限っては「やたら自分の苦手・弱点の比率が高かった」とか、苦手な国語を算数でカバーする作戦で過去問では成功していたが、「たまたま」その年の入試に限っては「算数が激ムズで点差がつかず国語が得意な子に有利となった」とか…でやられることだって現実にあります。逆の理由で、塾の模試やクラスは下位だった子が入試で「下剋上」を果たすこともあるのです。

 

もちろんすべてがそうだという訳ではなく、難関校ほど逆転は起きにくいことも重々承知。これは、高いレベルでのボーダー争いなので、「穴」の多い子が逆転する余地が決して大きくないことに因ります。それでも、中には「お前よく受かったな」という例もあり「勝ちに不思議の勝ちあり」となります。一方、どんなに上位だった子でも入試に落ちれば「あれができなかった」「あそこは勉強が足りなかった」「やっぱり国語ももっと強化しておくべきだった」といくらでも「敗因」が心に浮かぶことでしょう。親御の「模試ではA判定だったのに…あの塾に行かせたのが失敗だった」というようなのも含めて「負けに不思議の負けなし」となるのでしょう。

 

私が大手塾に勤め始めた年、上司にこう言われたことがあります。「表向きには言ってはいけないことだが、全員が合格するということは現実的にはないこと。受験学年を指導したからには、どういう子が受かってどういう子が落ちるかという傾向を掴むように。それを次年度に活かさねばならない。」今年落ちた子を「他山の石」として来年は合格者を増やせばよい、とも取れます。そういう意味で、ビジネス書的解釈を「結果論」的だとした訳です。これらを踏まえて、大手塾の出す合格実績の「数字」の意味をアナタはどうお考えになるでしょうか。このテーマもう少し続けます。では、また。

 

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