ホームに座る高校受験生（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中高一貫校 #高校入試 #受験生

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。2月10日は兵庫と大阪のほとんどの私立高校で入学試験が行われました。受験生の皆さん、お疲れ様。これが第一志望という生徒もいれば、公立高校の押さえ校だという生徒等、様々な受験パターンがあることでしょう。

多くの私立高校では専願・併願、「選抜特進」「特進Aコース」「進学選抜コース」「理数選抜コース」等のコース制を敷くことで、差別化を施した募集をしています。その他「キャリアコース」として、体育や保育・看護・音楽などの「特別コース」を設けている学校もあります。受験予定の公立高校のレベルに応じて、押さえとする学校やコースはおおよそ固定しているようで、多いところでは受験生が千人単位になる高校もあります。さらにスゴイのはナントそのほとんどが合格となることです。

その一方、ガチの勝負となる一部の難関私立高校でも本日入試が行われていました。灘高校は10日と11日の２日入試。中学入試と同じです。ところが、難関私立高校入試は実施校が一時に比べて減りました。例えば、甲陽学院高校は募集を「一時休止」。大阪星光学院高校は10名程度の若干名募集。白陵中も募集はしているものの倍率等を見て見るとやはり「若干名」。先述の灘高も定員が「55→40」と減りました。

そんな流れの中、京都・奈良の学校は中高一貫校の高校入試がまだ盛んな方でしょうか。東大寺学園高・奈良学園高校・西大和学園高等はあくまでも「学業」中心。これが大阪桐蔭高・四天王寺高・洛南高・須磨学園高校となると、いわゆる「スポーツ推薦」を含んできます。ガチなペーパーテストのみの中学入試とはやや趣が異なってきますかね。あ、そうそう。灘高校をはじめとしての難関私立高校入試の入試風景、ご興味ありますか？誰ですか？「ウチの子のリベンジのために知っておきたい」なんて考えている人は！でもチョット覗いてみましょうか。

中学入試ほど派手ではありませんが、塾の「ハチマキ軍団」「ウインドブレーカー軍団」「御旗軍団」いますよ。色ですか？イエロー・ネイビー・ホワイト…「エイエイオー」等という掛け声こそ少ないですが、塾毎に生徒が固まっている風景は、中学入試のそれとあまり変わりないかもしれませんね。ただ、塾の先生が受験生のそばに近寄って一言一言いい含めるように話しかけていたり握手をしていたりはあっても、親御さんの影は極めて薄い。親そっちのけで受験生どうしで談笑していることも。

でも、これがガラッと変わるのが合格発表の場。西大和学園高などは体育館の一角に合格者のボードが掲げられ、発表時刻とともに白い幕がサッと開きます。親御さんと手を取り合って合格を喜ぶ受験生、友達と抱き合って合格を喜びあう受験生、中でも親御さんたちの喜びようといったら！人目もはばからず号泣される方、お子さんの肩を抱いて「あった！あったわよね、〇〇ちゃん夢じゃないわよね？」。嬉しいでしょうね。「親の受験」とも称される中学受験とは異なり、高校受験では親が「仕切る」場面はほぼありませんから。

入試問題も難しいけれど、ひとたび自我に向き合った受験生は独立したひとりの「大人」です。親と言えどももはや傍観者に過ぎません。「ほら、ここの単語は？ここの漢字は？」(・д・)ﾁｯ、ウッせーんだよ！親御の声掛けなんて「無力」「無用」「無意味」高校入試の受験生はひとりで立ち向かう丘の上のライオンです。頼もしいもんです。むしろ、そうならなければ難関高校入試になんて立ち向かえないでしょうね、中学入試の受験生とは根本から違います。

そして…たぶん不合格だったのでしょう、合格発表の後、一人、たった一人で志望校の最寄りの駅からポツンと電車に乗り込む子。また、駅のホームのしかも一番はしのベンチでポツンと座っている子。この電車に乗って中学校に報告に行くのでしょ？今は見送ろうか…何を？何かを、だね。では、また。