百里の道は九十九里を以て半ばとせよ①(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #あとひと月 #冬休み

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2019/12/18 百里の道は九十九里を以て半ばとせよ①(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #あとひと月 #冬休み

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。阪神間統一入試日まで「あと31日」いよいよあとひと月となりました。巷ではやれクリスマスだ、お正月の準備だとにぎやかなことです。でも、クリスマスなどイベントとしての盛り上がりは、年々沈静化?しているような気がします。

 

私(当塾教室長)の小さい頃は「クリスマス」=「クリスマスケーキという名のデコレーションケーキが堂々と食べられる日」(あ、キリスト様ゴメンナサイ)という図式がパターン化された数少ない「イベントごと」でした。現代のように「ハレ」が企業によって仕掛けられて、やれチョコだ、巻きずしだ、仮装大会でお菓子だ…なんて言っている内にもう年末でしょう?ご家庭も「ひと休み」=「イベントごとのケの日」でしょうか。それでも、街のケーキ屋さんの店頭にある「クリスマスケーキ」のチラシを手に取ると、写真のケーキの上にいらっしゃる「上目づかいのサンタクロースさん」の視線に、今もワクワクしてしまう食いしん坊の私なのでした。

 

さて、関西では既に岡山県などで中学入試が始まっており、前期日程の合格発表まで終了した学校も。その学校は来る12月21日に、学校以外にも他府県に入試会場を設けて、前期とは異なるコースの入試を実施します。当塾でも受験生を送り出すのですが、例えば関東でも千葉県の学校などで似たような「中学受験前受け受験」があります。市川中学がその一例。受験会場はコンサートやコミケなどでも有名な○張○ッセで、机や椅子は会議場の備品を借りてのモノ。首都圏はじめ広範囲から集まる受験者は軽く2,000人を超えます。会場に入るとビンビン伝わってくる、模試とは比べ物にならない緊張感…この瞬間から、確かに入試はスタートしているのです。

 

この頃の小6受験生、さあ、ご家庭でどのようにお過ごしでしょうか。これから数回にわたって、イマドキ受験生のイマドキの過ごし方について、いただいたご相談なども交えてお話を進めてまいります。親御さんたちにまずお伺いします。「塾から帰ってきてからの過ごし方、いかがですか?」お通いの塾によって勿論違いはありますし、一概には言えませんが、例えば当塾では一切宿題に関しては手加減はありません。しかし「冬休みがあるから今の内はノンビリでも。もうすぐ受験だしちょっと肩の力を抜かせてあげよう。これからが大変だから。」とお考えの進学塾さんもあるようで、それはどうやら「ご家庭」を意識されてのことのようです。家族だってアソビタイ!中学受験の勉強のため頑張ってきたのはアタシだって同じよ、アタシにもゴホウビが欲しいわ!

 

でも、それを見透かしたかのように、平気で塾の宿題の手抜きをする、塾の仲間と大声で騒いで落ち着かない、何かと理由をつけてはすぐ休憩してテレビやゲームに走る…そんな子が出始めるのも実は今頃なんですね。お子さんの態度に心当たりがある親御さんいませんか?「いいじゃん、今くらいは。」今まで我慢してきてあともう一息、最後に頑張るから今はチョットホッと「ひと休み」…先人は戒めとして「百里の道は九十九里を以て半ばとす」という言葉を今に伝えています。中学受験と同じようなことが、人生の様々な場面でもあったということなのでしょう。「あともう一里で到着」と思った時にポッカリと生じる心の隙。今まで積み上げてきた努力を台無しにする「失敗」をしないために…この続きは次回に。では、また。

 

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