間違いだらけの「入試対策」④(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学入試 #過去問 #志望校対策

有限会社灘教育研究所

078-940-4170

〒651-1132 神戸市北区南五葉1丁目2-31 SHKビル2F

営業時間/14:00~21:00 定休日/日曜・祝日

間違いだらけの「入試対策」④(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学入試 #過去問 #志望校対策

スタッフブログ

2019/11/28 間違いだらけの「入試対策」④(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学入試 #過去問 #志望校対策

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。本日で阪神間の中学入試統一日まであと「51」日。慌てて当塾にやってきて、私(当塾教室長)に「灘中への算数」なる問題集を見せた灘中志望の親御さんの話を続けます。

 

「よろしければ、やった過去問を見せていただけますか。」ハイ、とばかり差し出したのはその問題集と、それを塾でやったであろう塾名入りのノート。見せてもらうと…ははーん、ご丁寧にも問題を「コピー」してノートの片面に張り付けてあります。そのもう半分にオコチャマが解いた「跡らしきもの」が。なぜ「跡らしきもの」と言ったかというと、どう見てもそのオコチャマが「自分で解いた」ようには見えなかったからです。計算した跡もなく、俗によくある「受験カンペキノート」のよう。それは算数でしたが、極めつけは国語。そのノートも見せてもらいました。流行りましたよね「〇大生が使うノート」だの「〇大生のノートの使い方」。それをまるで真似したかのようなもので、悪く言えば小6の「自己満足ノート」だったのです。

 

中学受験というのは一生に一度、しかも多感な小6の時期のこと。良くも悪く?も小学校内容とは次元の異なる内容を、本人なりに頑張って勉強します。そこに、ある種の「矛盾」は存在します。「なぜ、こんな勉強をするのか」「こんな勉強なんて何の役に立つのか。単に私立中学なんて金がかかるだけじゃないか。だったら、公立中から地域の公立トップ高校に行った方がいいだろう。」出ました「お金がもったいない」説。なるほど、その親御さんもこう仰っていました。「せっかくお金を払って小2から〇学園に通ってきたのに。いままで塾のセンセイの言う通りに私はやってきたのに。子どもだって大好きだったサッカーをやめてずっと我慢して勉強してきて…なのにこの模試の結果です。授業では『わかった、わかった』『楽しい、楽しい』と言っていました。解らない問題はすぐにセンセイに聞いて、教えてもらった後はニコニコして帰ってきてるんです。なのに…」

 

その塾から「灘中合格ありき」と入試直前まで思い込まされてきて、模試の結果をセンセイに聞いても「大丈夫ですよ」の繰り返し。「敢えて申し上げるのなら、もう少し語句を覚えましょうか、算数は過去問を何回か繰り返して、ある程度解き方を暗記すればいいでしょう。」と言われたとか。これって「志望校対策」になるんですか?と、この親御さんは何の関係もない当塾に、セカンドオピニオンならぬ最終通告?を求めてきたようです。

 

私、申し上げました。「『志望校対策』の意味が当塾とはかなり違いますね。」こう前置きした後「灘中の過去問は何年度のモノを『通し』で行いましたか?あと、他校の過去問はどうですか?『通し』でどれだけやりましたか?」親御さん、怪訝そうな顔をして「灘中の過去問は塾でやりましたけど、科目毎だったので『通し』ではやったことがありません。ところで、志望校でもない学校の過去問なんて『通し』でやる必要なんてあるのですか?」はいはい、やっぱりそう来たか。中学受験の経験がない親御さんにはよくある考え方です。実際、このお母様もそうでした。その話は次回に。では、また。

 

■■□―――――――――――――――――――□■■

灘中学受験アカデミア

【電話番号】
078-940-4170

【住所】
〒651-1132
神戸市北区南五葉1丁目2-31 SHKビル2F

【営業時間】
14:00~21:00

【定休日】
日曜・祝日

■■□―――――――――――――――――――□■■

TOP