全国統一小学生テスト・兵庫県の年長生もうちょい頑張らんか？（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #全国統一小学生テスト #年長生 #兵庫県

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「全国統一小学生テスト」を受験なさった皆さん、結果はもうご覧になられましたか。成績表の見方やその後の対応等については、このブログで何度もお伝えしていますので、今回が初めてという方はそちらも併せてご覧いただければと思います。さて、私（当塾教室長）はテスト当日に年長生の試験監督をしたのですが、その「年長生」の結果から新たに見えてきたことを今回はお伝えしましょう。

年長生の全国統一小学生テストの「全体像」から私が感じたのは「すでに、地域による格差が見えた。」ということ、そして「その差は縮んでくるものの、12年後の大学受験にも影響を及ぼすようだ。」ということです。そう感じたのは、地域によって年長生の受験人数に差があり過ぎるからです。「そんなの地方だったら、テストを受験したくても実施している塾がそばに無かったら仕方ないじゃない。」「年長からテストなんて、そんなの可哀想だと思わないのかしら。塾だって、小さい頃からそんなにさせることないじゃないのかしら、まだ早い早い。幼稚園や保育園にかかる費用もバカにならないのよ。スイミングや絵画教室やピアノや英語！今じゃなきゃダメだって、みんなそう言うし。子供もやりたいっていうし。」

はいはい。でも、当塾でも遠方からお越しくださったご家庭もございましたよ。教育ママと思われたくない、或いは自分でそう思いたくないのでしょうか？では「教育ママ」ってどんな定義なのでしょう。当塾では、テスト返却時に代表がテスト結果を様々な方向から解説しながら返却します。その際に私がお話しする機会もあるのですが、お子さんの普段の様子をお伺いすると…イヤー、タイヘンだこりゃ！会社員より忙しい？園から帰ったら、スイミング・絵画教室・プログラミング教室・ピアノ・ヴァイオリン・剣道・柔道・そろばん・サッカー・卓球・速読・〇〇式・〇〇教室・えほんの会・レゴ教室・〇形の極み・プリント教室〇らら…すいません、書き切れません(笑)。まるで残業。私「忙しくされてますね。お子さん、嫌がったりしませんか？ツカレタ、とか言いませんか？」お母さん「いえ、楽しんで行ってますから大丈夫です。」ホントか？家でボーっとしてられると困るのはお家の人達ではないの…おっと失礼！でも、ボーっとする時間なんて今の幼稚園児にはないのでしょうかネ、教育ママさん！

ちなみに年長児の受験者数ですが、兵庫県全体で47人。これより多いところをいくつか挙げると、広島県104人、福岡県196人、福島県58人、そして首都圏全体では約2000人、東京都だけで1073人。この数字をどうお考えですか。首都圏ほどの数はないものの、灘中、神戸女学院中と全国でも屈指の一貫私立校がある割には、実施会場が少ないこともあるのでしょうが、兵庫県の年長生の受験者数は少ないと言わざるを得ません。尤も、灘中の所在地は確かに兵庫県ですが、近年は大阪から流入する割合も高くなっていますから、灘中があるから受験熱も高い…とはいかないのでしょう。それにしても、もう少し盛り上がってもらいたいところ。兵庫県にいる「来年の年長生」の親御さん、ちょっと頑張ってみませんか？来年のテストでお待ちしておりますよ。では、また。