全国統一小学生テスト・親御さん、本番はこれから？②（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #全国統一小学生テスト #年長 #テストのねらい

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。全国統一小学生テスト「年長」の試験監督をして、という話を続けます。時間までに全員揃った年長さん。凄く緊張している様子が伝わってきました。「幼稚園や保育園とは様子が違うぞ」と感じ取ったのでしょうね。1、2、3年生のお兄さん・お姉さんの姿も見えます。さすがに「場」の雰囲気も判ったようです。

私（当塾教室長）も「はーいみんな、元気？」等という「おかあさんと〇っ〇〇」的なノリではなく、「みなさん、せんせいの言うことをよく聞いてください。よろしく。」と早速テスト問題を配り始めました。その表紙に名前・会員番号等を「自分で」書いてもらう作業がまずあるからです。教室の黒板に「表紙」を拡大コピーして貼り付けてあり、それを指して「ここに受験票に書いてある受験番号を書いてください」と言っているのですが、なぜか郵便番号を書いたり、123456…等と意味不明？に数字を書いていたり、いやはや面白い…ですが、これは年長さんに始まったことではありません。

小4や小5でもマークシートに記入する際にヘンな番号を書いていたり、書いた番号と違う数字をマークしていたり。一応当塾ではテスト本部にすべての答案を送付する前、正しくはテストを受けている最中に、こちらで受験番号などの事項が正しく記入されているかをチエックしています。誤りのあった場合やマークの仕方がダメなときはその場で残して、本人に書き直させることもあります。しかし、試験官の言うこともロクに理解できないお子さんもいます。わからないことは聞いてください、とは言いますが、自分で理解しようというくらいの姿勢は見せようよ。テスト結果をギャンギャン言う前に、お子さんにそれができるかどうか、まずその事のチエックをお願いします。

さて、年長さんのテストがいよいよ始まります。対策授業に参加してくれた子は知っていますが、このテストは問題文を先生が「読み上げる」ものです。勿論問題にも「文」は書いてありますが、このテストのねらいは「先生の話を一回でよく聞き、言われたことを理解して、自分で考えて取り組む」ことなんです。ですから「問題は一回しか読みません。鉛筆を持って先生の話しをよく聞きましょう。」と私は言います。しかも時間制限アリ、基本的に30秒または1分です。しかも10秒前には「あと10秒」とも言います。問題用紙も先生の指示に従ってめくり、自分勝手に解き進めることは許されません。主導権を持つのはあくまでも「先生」なんです。「それではテストを始めます。」さすがに緊張の面持ちの年長生。さて、どうなったか…それは次回のお楽しみとしましょう。では、また。