全国統一小学生テスト・対策授業に見る「格差」（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #全国統一小学生テスト #対策授業 #格差

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。10月とは思えない暑さ、そして勢力の大きい台風。特に日本付近の海水温が高いことが、台風が多く発生する要因の一つだとか。中学受験での社会、或いは適性検査型入試などでは毎年「地球温暖化」等の問題が出題されています。そこでの問題には「脱プラスチック製ストロー」「外来種」や「パリ協定」等について具体的に記述をさせています。中学入試の社会の学習は高校入試の内容ともかぶるため、この段階でしっかりとした基礎知識を身に着けると大学入試の基本にも触れることができます。それだけ奥が深いとも言えます。当塾でも、ビシビシ論理的に書かせて入試に備えています。ごめんネ、厳しくて。さて、11月3日の全国統一小学生テスト、いよいよ今度の日曜日です。当塾は満席となりお申込受付を終了いたしました。ありがとうございます。先日その「対策授業」が無事終了いたしましたので、本日はそのことについてお伝えいたしましょう。

「対策授業は親の見学はいいのでしょうか」そらきた。学年に関係なくこのお申し出は多いのです。去年など「よいですよ」としたらこちらの言うことは聞かずに、お子様のそばにベッタリと張り付いたまま。そして問題をお子さんとともに「解き始める」始末。見かねてこちらが「ちょっとそれは…」と言おうものならば「何？なんか私たちのやり方に文句ある？」と言わんばかりにこちらを睨みつけました。お子さんも教室の備品に勝手に触れて「見て見て！」と何をしに来たんだかわからない様子。そして本番のテスト後、返ってきた結果が思ったような点数ではなかったらしく当塾に文句をタラタラ…

さすがに今年はこんな方はいらっしゃいませんでしたが、恥ずかしいですよ、大人として。子どもが可愛いからつい手も口も出したくなってしまって…よくそのように仰る方もいらっしゃいますが、可愛いのは本当にお子さんですか？アナタ自身なのではないですか？普段の生活に何かそれこそストレスでもおありなのでしょうか？子どもはアナタの「作品」ではないので、結果が思うようにいかなくても仕方がないですよね。自立はこんな小さな「対策授業」から始まっていますよ。

当塾では、お子さんのそばにいらっしゃるのは良いですが「問題の解き方に口添えをしたりなさらないで見守ってください」という、親御さんにもキツイ「対策授業」を致します。親御さんがそばにいると、すぐに親の顔を見て答をおねだりするようなしぐさをする子もいますよ。これは年が小さいからではありません。小6でも平気です。わーハズカシイ。見ていてそれこそこちらが「〇〇から火が出る」思いです。たかが「テスト」ですが、他流試合に出させるわけですから、がっちりと送り出してあげてくださいな。

このテストでは小3から上の学年ではマークシートを扱うのでその指導も致しますが、その前に対策問題のプリントをその場で解いてもらいます。各学年取り敢えず算国1～2問ずつ。子どもたちも親御さんも「どんな問題が出るのか」ドキドキ感がこちらにも伝わってきます。対策授業だよ、まだ。算数は各学年とも計算と図形と思考問題が出ています。それをまず解いてもらうのですが…個々の感想はさておき、この数年で感じていることは「学校間格差、個人個人の学力差がどんどん広がっている」ということ。

これは中学受験の世界でも同じ。早くから意識して準備するご家庭もあれば、お金出せば行きたい学校に行けるんでしょと言わんばかりに公立高校入試と勘違いしたような「ナメた」受験をするご家庭もあります。早けりゃいいってもんでもありませんが、ロクな準備もせずに結果だけ求めてお子さんを罵倒するのはもはや「虐待」です。むしろ結果を見てから、これからどうすればいいのか考えるというような姿勢が「正解」なのです。テストの度に同じことを申し上げているのですが、親御の方はどんどん入れ替わりますからねぇ…年々「親御格差もどんどん広がっている」というのが正直なところ。それも底の方がさらに割れていっているような気がしてならないのですが。では、また。

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