【学校情報2020】甲陽学院の「自由」①(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #学校説明会 #甲陽学院中

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2019/10/23 【学校情報2020】甲陽学院の「自由」①(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #学校説明会 #甲陽学院中

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。先日、全国統一小学生テストの「対策授業」を行いました。多数のご参加ありがとうございました。この「対策授業」については、近日またお話を差し上げることといたします。各校でプレテスト・学校説明会がヤマ場を迎えている中、10月19日の土曜日に甲陽学院中学の入試説明会が行われました。今回はそのことについて「ありのまま」を述べてみます。

 

甲陽学院中と言えば、同じ兵庫県の難関男子校として灘中と並べられることもしばしば。私(当塾教室長)は灘中の学校説明会を見た後ですが、さあ一体どんな説明をしてくれるのでしょう。灘中も甲陽学院中も「自由」をまずその校風に挙げています。けれど、その「意味」は両校で同じ「意味」でしょうか?甲陽学院中を知ると、まず親御さんが驚かれるのが「なぜ、中高で別の場所にあるの?」親御さんたちの中には「中高の校舎を分ける意味が解らない」「中高が分かれているのが気に入らない」等と私どもに仰る方も。甲陽学院中のことを、もしかしたら偏差値だけで判断していませんか?ならば「意味が解っていないのはあなたでしょう」と申し上げておきましょう。

 

以前もこのブログで甲陽学院のことはご紹介していますが、元々は今の甲子園球場の目の前に校舎があったそうです。今は某ホテルの敷地内にその「碑」が残されています。大正6年・伊賀駒吉郎氏が「桜梅桃李」を挙げ「自由な教育を、自由な学問へ」という設立の趣旨のもと設立されました。伊賀駒吉郎氏は何と「女子教育」にも定評があったそうです。大正時代ですよ?その後、西宮の「辰馬家」の援助のもと現在の甲陽学院中高となっている訳です。中学の新しくなった講堂のスロープに伊賀駒吉郎氏と辰馬吉右衛門氏の写真が掲げられています。

 

そうそう、ちょっとお尋ねします。皆さんの小中高の入学式・卒業式を覚えていらっしゃいますか。壇上で校長先生などがねむーいお話(失礼!)をされていたヨコに、その学校の旗とともにありませんでしたか、即位の儀ではありませんが「日の丸」の国旗が。大抵の学校ならそういった「式」の場には国旗がありますよね。でも、甲陽学院中高の入学式・卒業式には「日の丸」はありません。「お上がつくった学校ではないのだ」という強烈な自負と自信が建学の精神にあるからです。甲陽学院中を志望先に考えるのであれば、この辺についてはしっかり頭に入れておく必要があります。学校選びの「本筋」は、決して偏差値ではなく(尤も合格ラインに全然届いていない場合は偏差値も一つの指標になり得ますが)、建学の精神やそれに伴う校風のはずですから。

 

何度言っても、そんなことすらわからない「残念な親」はいくらでもいます。入学後に落ちこぼれてから「学校は何もしてくれない」とほざいたところで、甲陽学院は確かに「何もしてくれない」ことでしょう。なぜなら、それも含めて「自由」という校風だから。「灘はちょっと無理だから甲陽にしとこうかしら」アナタの目は節穴ですか?では、また。

 

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