「灘中国語の解剖学」教室へようこそ③（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #灘中国語 #漢字

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。灘中国語入試について、こんなお声も聞こえてきました。「小5や小6での語句はたくさん調べまくるにしても、それじゃあ時間がかかるわね。」はい、そうですね。でも、しないよりずっといいですよ。それでは反対にお聞きします。いままでどんな本を、アナタはお読みになっていましたか？「私？あまり本は読まないわ。スマホだってあるし、何より忙しいので。」そうですか、それならお子さんの言語能力もわかります…なんて言ったら慌ててしまいますか？

日本語は漢字・ひらがな・カタカナと三種類あります。難しいのですよ。「ええ、漢字の学習は市販のドリルで先をやっていたし、〇〇塾にも通ってレベルもそこそこ。漢字の勉強って、学校だと100字練習とかさせるだけなのでつまらないでしょ。」そうですね。今も昔も『おおきな〇〇』の劇を学校の文化祭でやるのでしょう、国語の授業の一コマで。でも、敢えて言うなら、それなら小学校入学前に漢字の面白さを、日本語の奥の深さを、ぜひ親御さんが教えてあげましょうよ。

「漢字が面白い？覚えるだけなのに？」そうお考えならまず、親御さんの意識を変えてみませんか。「私は子どもが漢字嫌いにならないように、楽しく教えてきたつもりなんです。市販のカードやパズルもたくさん購入しました。」なるほど、熱心ですね。頭が下がります。でも、意識を変える＝何かの教材で遊びながら自然に身に着ける、ではありません。アナタそのものの「漢字嫌い・国語嫌い」もっと言えば国語の言語へのアプローチの仕方を変えること。そこを見直しましょうよ。

「具体的には？何を教えればいいのかしら。すぐに国語の、灘中の対策にもなるんでしょ？」そうですね、それではまず『漢字』について。漢字は世界の中でも珍しいものだということはご存知ですか。「え？」世界の文字のほとんどは「表音文字」英語もそうです。英語にはフォニックスという発音の決まりの様なものもありますね。でも、漢字は意味を持つ「表意文字」なんです。「？？？」という方ももう少しお付き合いを。

漢字には形、音、義(＝意味)の三つの要素に加え、日本で作られたものもあります。漢字の造字の力を使い「メイドインジャパンの漢字」まで作り出しているのです。ですから、私(当塾教室長)などから見れば、「あいうえお」などから先に学習するのでは「遅い」のではないかと感じています。「なら、やっぱり楽しく、パズルで漢字を覚えることは有効なのかしら？」楽しく覚える？どこまでも勉強？違いますよ。ならば…今回はここまで。では、また。