全国統一小学生テスト・年長さんいらっしゃ～い③（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #全国統一小学生テスト #年長生

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「幼児教材に写真がない？かわいいイラストでどこがいけないの？そんなことより早く教えてよ、年長生のテスト対策！」はいはい、すいません。深い理解の源を揺さぶるより、とにかく目の前の結果がすべて、そうお考えですね。でも、それがダメだと言ってるのですが…言うだけでわかるくらいなら、始めからそんなことも言いませんよね。

取り敢えず、プリントで印刷されたものを数え上げたりするには「目の前の現象の認知が前提で、それにはレディネスがある。」とだけはお伝えしておきたいと思います。「ある時期に、その事柄がその生き物の脳で認知されるべきこと」と言いましょうか。親への愛着・また或るものへのこだわりなど様々なケースがあるようですが、「一つ」「二つ」と数えることは或る対象に対しての一対一対応ができていることでもあります。それは、無味乾燥な「1」という記号の認知以前になされることです。

「1」という数字を単なる記号と捉えていると、その後「一億」などの位取り計算で「？」ということになります。数の概念がわからないので、数字のゼロも単なる記号でしかない。算数で伸び悩む結果ともなりかねないのです。数字とは、目の前の世界に起きている現象の一つ一つを、抽象的かつ合理的に表したものです。その理解の一歩が幼児教育の根源にあるはずだ、と私（当塾教室長）は考えていて、当塾では中学受験の前段階の学習において、そのような教材を使用して指導に当たっていますが、そんなに早く「親が求める結果＝良い点数」として現れないことが多いのです。

人間はゲーム機のキャラクターではないので「このアイテム＝教材を与えたから、今度のテストはこれで攻略！」とはならないのです。なぜ？人間だから。想定外の結果や可能性が秘められているから。上手くいかないことも含めて、そんな楽しみがいっぱい詰まった「年長さん」の全国統一小学生テスト。ぜひ見てもらいたいのは「教え込まないことの可能性」。教えたことを確かめるために、点数として知りたいので受験するのでももちろん結構です。しかし、それが未来永劫続いて、将来は灘中をはじめとする難関校へ、そして東大へ入れるでしょ？そして、したいことができる職業に…とのお墨付きを求めるのであれば、さあどうなるかわかりませんよ。

時代がこれだけ目まぐるしく変化する世の中、親御が夢見る「子どもの将来」なんて、お子さんが大人になる頃にはもはや存在していないかもしれない。AIがかなりの職業を人間から奪っていく、というような予測を聞くまでもないでしょう。現代の子どもにとっては、親ですらがもう「古過ぎる」世代なんです。おそらく、親の言うことを「素直に」聞いて育った子はこれからの時代は生き抜いていけないことでしょう。そうなったら「親の罪」も決して小さくはないですよ。

「現時点でのテストの点数」イコール「将来への選ばれたパスポート」ではない、とわかっていても、できればそうであってほしいという思いはわかります。ウサギと亀の例えではありませんが…でも、そのくらいにしておきましょうよ。「あれも足りない、これもまだだ、この力をつけるにはどうしたらいいの？」よりも、可能性タップリの年長さんが、今のお子さんが欲しがるものを与えていく、その指標に、このテストをどうぞご活用ください。対策？今のままでどうぞお越しください。当塾でもまだ受け付けております！では、また。