夏休み・最初の「脱落者」にならないために③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #夏期講習 #読解力

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2019/07/22 夏休み・最初の「脱落者」にならないために③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #夏期講習 #読解力

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。夏休みを迎えたこの時期、特に暗記中心と思われている教科などで、よく親御さんから聞かされる言葉があります。「入試でこれだけやればよい、というものを教えてください。無駄なことを覚えなくてもいいように。」確かに、よく書店で売っていますよね、「中学入試これだけでOK!」等という参考書の類。本当にそれだけで合格するなら、みんなとっくにラクラク合格!のハズですが…この場合は「最低限これだけは」というニュアンスでお考えください、とだけ申しておきましょう。この手の参考書は「売らんかな」の視点で攻めてきますから、くれぐれもそのキャッチコピーを鵜呑みにしないことをお勧めいたします。

 

前回に引き続き、私(当塾教室長)の「音読」に関する話を続けていきます。音読、というと大抵の小学校で低学年の時は毎日宿題に出されていたことでしょう。実はそれ、奥深い意味があったのです。日本語も「言語」ですから耳から聞いたものをまずは発音する。この「発音」というアウトプット作業が大切なのです。思い返してみればお子さんがまだ赤ちゃんだった頃、たくさんしませんでしたか?絵本の読み聞かせ。言葉をまだ理解していなくてもうれしそうな様子をお子さんが見せると、とてもうれしかったものですよね。脳がものすごい勢いで発達している赤ちゃんにとっては素晴らしい「リスニング」です。それこそが文字に興味を持って言語を習得する第一歩なのです。

 

でもいつからでしょう、「早くひらがなが書けないと」「早く漢字が書けないと」などというように、言語の習得が「お勉強」にすり替わっていったのは。「他の子よりも早く字の読み書きができて、文章の問題が読めるように。」と、どんどん近視眼的になっていったのは。絵本の読み聞かせから、物語の読み聞かせから、物語の世界への入り口からお子さんを遠ざけて、そこへの道を閉ざしてしまったのは。

 

「そんなこと勉強とちっとも関係ないでしょう。早く計算もできないとだめだし、やることがいっぱいで大変なのよ。少しでも他の子よりも早くできるようにしなくちゃ。」ホホーウ、それが本音ですか、もう何かに向けての「よーいドン!」が始まっているわけですね。でも、ならばなぜ肝心な今頃になって「時間内に問題を読むことができない」「問題文を読むのが遅い」「問題の表現が理解できない」等というコトが発生するのでしょうか?

 

足りないのです。国語の、日本語のリスニングと発音が。当塾では教科を問わず子供たちに問題文を読ませる作業をさせることがあります。また、たまには国語の授業から脱線(?)して、私がお気に入りの本を「朗読・読み聞かせ」をすることもあります。例えば、この夏期講習の小6には新潮文庫の中から現代作家のアンソロジーである『吾輩も猫である』を読んでます。少しでも「物語の力・ことばの力」を思い起こさせようと。そこから言語としてのアウトプットが生まれる、読解のコアな部分も生まれると信じているからです。これには私の或る塾生との体験があるのですが、それはまた次の機会にお話ししましょう。では、また。

 

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