その「英語入試」本当に大丈夫?③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学入試 #英語入試 #インターナショナルスクール

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2019/07/16 その「英語入試」本当に大丈夫?③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学入試 #英語入試 #インターナショナルスクール

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「英語1科目入試」に感じる違和感、学校にとってもその入試で入学したお子さんにとってもリスクが大きいのではと書いてきました。今回はその辺りのお話しから始めましょう。

 

とある学校の保護者対象説明会でのこと。一通り学校からの説明が終わり、質疑応答の時間になって真っ先に手を挙げた母親。「ウチの子はインターナショナルスクールに通っていて英検2級を取得しています。日本の小学校には通っていないのでどうしても国語や日本史が弱いのですが、そちらの学校に入ったらそういう子を特別扱いしてくれますか。」

 

この学校、特に英語優遇はないはずなのですが、なぜかこの母親既に入れる気満々。というより「ウチの子はできるのよ。学校だって入ってほしいわよね。だから特別扱いくらいするわよね。」という態度にも取れます。で、どうなったかって?「当校は日本の学習指導要領の範囲内で指導しますので、そういう方に対する特別扱いはありません。入試で合格されたお子さんなら、普通に授業についてきてくだされば大丈夫だと思いますよ。」と返されて憮然としていたそうです。そりゃ、そうだろ。

 

インターナショナルスクールの生徒に限らず、帰国生の方にも「英語ができるのだからウチの子は優秀」という思い込みが多いように感じます。確かに、英語に関しては一般の子より出来ることでしょう。問題なのはそのレベル。本当にできる子は英語だけではなく、日本の学校への進学を見越して、既に受験科目の勉強もしてきている場合がほとんど。英語入試をしない上位校を目指す子が多く、卓越した英語力は入学後に生かすことになります。それでも充分アドバンテージになるでしょうが。

 

それに対して、端から英語を頼りにしようとする子は、冒頭の例のように国語ができないことがとても多い。国語というより日本語の語彙があまりに貧弱なために日本語の文章の理解が浅く、それが算数等にも影響して「英語以外はさっぱり」という状況を生んでしまっているのです。「英語ができるのならあとは入学後に何とかなるだろう」とばかりにそんな子を入れてしまった学校も、正直扱いに苦労しているという声も聞こえてきます。国語や算数のできなさが学校の想像を遥かに超えているのです。学校・保護者ともに「英語ができる=優秀」という幻想を捨てなければ、今後同じことを繰り返す羽目になるのではないでしょうか。

 

そういう意味で「英語1科目入試」の危険性を指摘したのです。では、なぜこうも英語、英語となったのでしょうか?東西の私立校の対応も含めて、その辺りのことも考えてみたいと思います。では、また。

 

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