【学校情報2020入試】そうくるかぁ！須磨学園高中と夙川中高（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #2020年入試 #須磨学園 #夙川

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。ところで、タイトル何か気づきました？「須磨学園高中と夙川中高」のところ。もっと正確に言うと「須磨学園高等学校・中学校と夙川中学校・高等学校」です。え？わからない…訳ないか。そう、高等学校と中学校の順が両校で反対になっています。別にテキトーに変えたのではなく、できた順に並べてあるのだそうです。（須磨学園は高校が先に、夙川は中学が先にできたということ。）

須磨学園高中を運営している学校法人須磨学園が夙川学院中高を傘下に収め、夙川中高として再スタートさせたことはもうご存知のことでしょう。ミッションスクールでなくなったことから「学院」が取れました。両校はSUMA-SUMA、SUMA-SHUKUという略称？でも区別されています。それぞれのスローガンは、須磨学園が「to be myself,…　なりたい自分になる。そして…」、夙川が「Learning for tomorrow ～明日への学び～」となっています。後者は元々須磨学園のスローガン候補だったものだそうです。

「須磨学園が高校20年、中学15年の間、試行錯誤して積み上げたものを、夙川初年度にすべて持ち込む」ということで、夙川中高に「SUMA STANDARD PROGRAM」を導入。その中でも「国際理解教育」での英語学習の取り組みにおいては、他校の追随を許さない内容であるとの強い自負が感じられます。また、高大連携も国内・海外の複数の大学と実施。特に、岡山大とは大学院と情報教育について連携しています。

さて、2020年入試の変更点や特筆すべき事項について。

①夙川中の定員が80名となり、難関国公立大学対応のBコースと国公立大・難関私立大学対応のAコースが各40名となります。男女での人数制限はなし。BコースからAコースの回し合格あり。

②夙川中受験で、受験料20,000円で最大4回受験が可能。ただし、複数回同時出願が条件。

③夙川中第2回入試（初日午後）で、本校の他に須磨学園中を第2会場として設置。初日午前に須磨学園中の第1回入試を受験した生徒は、そのまま須磨学園中で夙川中第2回入試を受験可能。

③については「須磨学園さん、そうくるかぁ！」保護者から「須磨学園中受験後に夙川中へ移動するのに交通手段を用意してくれないか」という質問が学校に寄せられたのですが、まさかこのような満額以上の回答になろうとは。同じ学校法人とはいえ、移動せずに他校の入試が受けられるというのは画期的ですね。翌日は須磨学園の第2回（午前）と第3回（午後）、3日目は夙川第3回（午前）、4日目は夙川第4回（午後）と入試が続き、須磨学園と夙川で最大6回の受験ができます。両校とも連続受験の加点制度もありますので、積極的に複数回受験する受験生も多いことでしょう。

夙川は数少ない神戸電鉄沿線の私学でもあります。神鉄沿線にお住まいで興味をお持ちの方は、一度学校見学に足を運ばれることをおススメします。学校に対してどこかで聞きかじった噂を振り回して、上から目線でモノを言うだけでは「残念な親」です。冷静に学校を見る目を養うことこそ「間違いのない学校選び」の重要なポイント。ネットの情報を鵜呑みにせず、まずはご自身の目で見て、ご自身の頭でお考えください。では、また。