全国統一小学生テスト・算数50分でどうなった？（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #全国統一小学生テスト #算数 #中学受験ブログ

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今回の「全国統一小学生テスト」では小4～6の算数が40分から50分へと延びました。前のブログで問題内容がどうなるか予想しました。今回は小6の算数についてみていきたいと思います。

＞対策授業用の教材を見るとほとんど内容が同じになっていることもあり、テストの分量・内容もあまり変わらないものと思われます。

＞教科書レベルから受験応用レベルまで広範囲にわたって出題されるため、バリバリ受験勉強している層なら9割以上得点する子もいますが、学校だけもしくは補習塾程度の層だとかなり苦戦する子もいます。大問1、2で時間切れなんてこともあるようなので、もう少し頑張ってもらうための「あと10分」ではないかなと思います。

＞もしかすると、上位層で差をつけるための難問を付加するかもしれません。ただ10分増えただけでは、上位層が今以上にギュッと詰まって差がつきにくくなることも考えられるので、最後に1、2問かなり難しい問題を入れてくることがあるかも。それが決勝大会進出のカギを握るような問題になるかもしれませんね。

以上が予想した内容でしたが、実際は大問1つ分増えた感じですね。難易度の高いものを増やしていて、その分1問当たりの配点は低くなりました。上位層において細かく差がつくような形式にしたものと思われます。失礼ながら、下位層にとってはどっちみち得点できるところではなく、影響はほとんどなかったでしょう。そういうお子さんにとっては、大問1、2の分量と配点は前回同様でしたので、延びた10分で1問でも多く解けたかどうかがポイントでしょう。分量については予想はハズレでしたが、「下位層にもう少し頑張ってもらうため」「上位層で差をつけるため」というのはまあ当たっていたのではないでしょうか。

これまで同様、大問1、2は教科書レベルで、未習でない限りはどれも間違えたくないところ。中学受験をすると言うのであれば絶対取らなければなりません。1問でもミスったのであれば猛烈に反省してください。大問3は内容自体はそう難しくはありませんが、安易に考えると見落としそうなものも多く案外差がつく問題です。大問4以降は発展・応用的な内容もありますが、それでも大問6なんかは問題の誘導に乗っかれば比較的解きやすいのではないかとも思われ、まったく手が出ない訳でもないような印象を受けました。難関校受験層であればやはり9割以上は得点したい内容です。アナタのお子さんはいかがだったでしょうか。では、また。