全国統一小学生テスト・計算もできなきゃそりゃ算数悪いわな（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #全国統一小学生テスト #算数 #計算

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「全国統一小学生テスト」の実施日が近づいてきました。先のブログで今回からの変更点を書きましたが、書き漏らしたことがあったのでここに追加しておきます。小1算・国の試験時間が前年6月は15分だったのが、今年は6月も30分になるとお知らせしましたが、これに伴い配点も各100点から各150点になります。やはり問題数が増えるのかな？単純に1.5倍にはならないと思いますが。

さて、これまでにも何回か繰り返し述べてきましたが、この「全国統一小学生テスト」は学校の確認テストや中学受験専用の模試ではありません。お子さんの現在の学力を測り、全国規模のデータと照らし合わせることで「立ち位置」を把握して、今後どうやって学力を伸ばしていくか考えるのに最適化された「学力テスト」です。だから、定期テスト前に出題範囲を一夜漬けして高得点を取るような「テスト対策」はあり得ません。ネットオークションなどでわざわざ過去問を購入して徹底的に演習させる親御もいらっしゃるようですが、それが高得点を取らせる為だと言うのなら「テストの趣旨を履き違えている」と言わざるを得ません。

それでも何らかの準備はしておきたいと言うのなら、ここはやはり基本の反復をやらせるべきではないでしょうか。算数ならまずは計算ですね。大人から見れば「計算なんてできるだろう」と思うのでしょうが、長らく現場で見ている限り、ごく少数の上位生を除けば計算力は低下の一途を辿っています。「全国統一小学生テスト」でも、大問1の計算問題がロクに出来ていないのも決して珍しくありません。学校の進度が遅くて未習だったのならいいのですが、明らかに計算のルールが守られていない場合がほとんど。一つ例を挙げると「35－10＋15」を「35－（10＋15）」と計算するお子さんが非常に多いのです。低学年でこのような悪いクセを直せないまま、高学年になって小数や分数が入ってくるともう崩壊するしかありません。

出題範囲が「教科書1学期の範囲＋応用」となっており、計算の出る範囲もおおよそわかりますから何らかの練習はできるでしょう。少なくとも前学年までに出てきた計算はマスターしていることが前提。こと計算に限っては「まあまあできる」ではダメで「できて当然」でなくてはいけません。ましてや中学受験を志すのであれば、小学校全般の計算を先取りしてとっととマスターすべき。「全国統一小学生テスト」の計算問題なんかで1つでもミスるようではお話になりません。よほど自信があるのなら結構ですが、ほとんどのお子さんにとっては「算数対策として計算練習をすること」はとても有効的だと思いますが如何でしょうか。受験生の健闘を祈ります。では、また。