通学手段としての鉄道あれこれ②（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #阪神間 #鉄道

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回は、阪急沿線を中心に、私学への通学手段としての鉄道の話をしました。今回は、その他沿線の話を続けます。

阪神本線沿線だと、前回も触れた灘、甲陽学院中の他、鳴尾駅が最寄りの武庫川女子大附属があります。特急も停車する甲子園駅を利用する生徒も多く、また阪急西宮北口駅からのバス運行により阪急からの通学もしやすくなっています。また、約10年前より、尼崎駅から阪神なんば線を経由して近鉄に繋がるようになったことから、近鉄沿線の大阪私学に通うルートも楽になりました。例えば、上本町駅の近くには清風、明星、上宮といった伝統校がありますし、やや遠くなりますが三宮から一本で奈良方面に向かうことも可能です。

ＪＲは新快速が利用できれば、そこそこ距離があっても通学時間が案外短くできることも。高槻駅からは関大ミューズキャンパスや高槻（最寄りは阪急高槻市駅）、京都駅からは洛南と難関校に通えます。ただし、新快速はどうしても混雑が激しいので座れないとちょっとしんどいかな。西方向を向くと、ＪＲ曽根駅が最寄りの白陵（新快速は加古川乗換が必要）、姫路駅まで行くと淳心、賢明、東洋大姫路がありますね。

神戸の西に戻ると、神戸市営地下鉄沿線には滝川第二、啓明学院、神戸国際、須磨学園、滝川といった有名校があります。また、神鉄とも繋がる湊川公園駅には須磨夙川がやってきました。神鉄といえば神戸高速線を経由して阪急、阪神双方に路線が繋がっていることはすでにお話ししましたが、線路幅の関係（阪急・阪神は標準軌1435㎜で、神鉄は狭軌1067㎜。）で新開地駅で必ず乗り換えねばならないことやＪＲとの連絡がないことがネック。高速神戸駅でＪＲ神戸駅に乗り換えはできますが、新開地と高速神戸で短い乗り換えが続くのはやはり不便でしょう。

神鉄関連では、神鉄谷上駅と新神戸駅を結ぶ北神急行が地下鉄と一体になるというニュースがあり、かなり高額な運賃が安くなれば、神鉄沿線から三宮に出て各鉄道に乗り継ぐ通学生も増えてくるかもしれません。反対に、三宮から谷上を経て横山駅真正面にある三田学園に通うのも負担が減りますね。ただし、やはり線路幅の関係で北神急行と神鉄を直通する電車はなく、必ず谷上乗換になってしまいますが。三田学園には宝塚方面からＪＲで三田駅を経て神鉄かバスで通うルートもあります。かつて噂された三田駅でのＪＲと神鉄の直通運転があればもっと便利なのでしょうが、どうやら幻に終わるようですね。

乗車時間も気になりますが、乗り換えの回数や混雑具合等も通学の快適度に影響します。前もお話ししましたが、気になる学校があれば、可能な限り通学シミュレーションをしておくことをおススメします。では、また。