白陵が制服変えるってよ（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学入試 #白陵 #制服

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。少し前に、白陵が制服を変更するという話をしました。かつての白陵を知る人間からしたら、それこそ「青天の霹靂」ともいうべき出来事でしょう。だって、平成が始まった頃は頭髪自由化すらまだの学校だったのですから。（平成3年に頭髪自由化）その後、平成5年に後期入試実施、平成6年に1校時60分授業化、平成10年に中学共学化と徐々に変遷。今回、令和を迎えるタイミングで制服に関する変更となりました。

制服変更に関して、校長先生は次のように仰っています。「制服の良い点を挙げると、皆が同じで差がつかないこと、帰属意識が高められること、身だしなみが容易であることがあると思います。その一方、生徒の均質化とか管理されるイメージがあるのも事実です。そこで、中学の間は制服を継続し次の入学生から新制服へ移行しますが、高校は制服でも私服でも可とします。衣服は非言語的会話でありそこには個性が表れます。学校も社会の一つであり、お互いの個性を認め合うという意味を含めて今回の制服変更ということになりました。」

灘は随分前から私服ですが、校長曰く「『灘らしさ』というものを考えてほしい」としています。自由を履き違えるな、という言葉は度々出てきています。なお、白陵の制度は甲陽に近いものがあります。甲陽はハッキリと「中学生は子ども、高校生は大人。」という分け方をしており、中学生は制服、高校生は私服、校舎すら別々になっています。それを良しとするかどうかは賛否が分かれるようですね。「成長度合いに応じた教育が施せる」という意見もあれば、「中学と高校が別では六年一貫のメリットが消えてしまう」という意見もあるようです。

あと、今年の白陵の大きな話題として女子の入学者が増えたことが挙げられます。特に、在校生の間で「今年の中1は女子が増えた」と大騒ぎ？になっているようです。以下が在籍数です。（　）は女子、赤字は女子率。

中1　196（94）48　中2　184（66）36　中3　189（73）39　中学合計　569（233）41

高1　195（77）39　高2　190（71）37　高3　187（57）30　高校合計　572（205）36

中高全体でも、それまで35％程度だった女子率が、中1を加えただけで38.4％とほぼ4割にまで上昇。中1だけ見ると48％とほぼ同数と言ってもよい数字になっています。

これには最近の入試改革が影響しているものと思われます。来年度入試でも更なる変更を行う予定ですが、その詳細は次回にお話ししましょう。では、また。