日出づる処の女子「神戸女学院」を語る⑦(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #神戸女学院 #入試問題 #中学受験

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2019/04/18 日出づる処の女子「神戸女学院」を語る⑦(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #神戸女学院 #入試問題 #中学受験

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今年の春は寒暖差が激しい日が続きましたね。関西でも関東でも場所によっては雪が降ったりもしたようです。ただ、そのおかげで?開き始めた桜の開花がちょっと足踏み。結構粋なもので半分開花したまま時が止まったようで、こんな春はそうそうないのではないでしょうか。どなたからのプレゼントなのですかネ。日本で「花」と言えば「桜」。入学式を過ぎてからも桜吹雪の中を登下校する新入生・在校生たち。ご入学・進級おめでとう!

 

さて今回は神戸女学院の国語について、差支えのない範囲でもう少し分析していきましょう。例えば、2009年度(平成21年度)の入試問題の「出典」ですが、作者は米原万里で『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』から「白い都のヤスミンカ」。この作品は2002年大宅壮一ノンフィクション大賞を受賞。米原万里はロシア語の通訳者でもあり、国際問題に関心も深く様々なエッセイ集も残されています。この入試問題の大問三。旧ユーゴスラビア連邦出身の同じクラスの友達の父親から聞いた話が基になっていますが、「パルチザン」「ウスタシュ」などの言葉が出てきます。そしてこの入試問題で使用されているのは、或る先生がそのウスタシュに連行される正にその場面。語注に「パルチザン」ですよ。

 

でもこう書くと「国語の入試問題で内容にまで突っ込んでいたら時間が足りなくなる。淡々と指示語や問われている箇所を見つけて解答すればよい。」等と仰る御仁がおられるのです。それも大手塾のベテラン講師に多いのですが。「記述はテキストの解答を見なさい。そして書き方を覚えなさい」そう仰るならば、この年度の問6・問7の記述問題などにはどのような受験指導をされるのでしょうか?

 

「書けなくても構わない。どうせ算数で決まるから。」算数で決めることができればよいのですが。むしろ、どの科目であっても弱みがあるようでは、神女の合格はなかなか難しいのではないでしょうか。例えば、社会の2011年度(平成23年度)の入試問題。毎年神戸女学院の社会の入試は「世界地理・世界歴史」等も含むことがあります。あ、中学受験社会の内容は当たり前ですよ。地理・歴史・公民すべてから出題されて、融合問題のようなものもあります。ハッキリ言うと高校入試問題の範囲も含んでいるのです。この年の大問6。国際問題が中心の問題ですが2001年9月11日の世界貿易センタービルのテロ事件に関する問題を出題。ただの時事問題じゃない、と簡単に言うなかれ。知らなければ解けませんよ。このように神戸女学院の「文系」問題には広い視野としっかりとした記述力が求められます。つまり国際人としての基盤を問われているのです。言葉=日本語の力、知識=正確さ。

 

よく親御さんがいらして「これなら暗記させれば」とか「私にも解けそうなので何かコツがあれば」などというご相談?を、神戸女学院については受けることが多いのですが、何かとてつもない勘違いをされているようですね。神戸女学院「文系」のタイサクとしては「やらされている」のではなく「面白い」「好きだ」という気持ち中心に塾講師や親御さんが入試まで引っ張っていくこと。当塾でも開講しましょうか?「本当の意味」での神戸女学院特訓を。しっかりついてこれる自信があるのならいつでもやりますよ。では、また。

 

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