理科もできんで何が理系ぞ(怒)⑧(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学入試 #理科 #論理的思考力

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2019/04/03 理科もできんで何が理系ぞ(怒)⑧(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学入試 #理科 #論理的思考力

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。先に謝っておきます。この「理科もできんで~」シリーズ、ここまで引っ張るつもりはありませんでした。ところが書いている内に、自分で言うのもおかしいのですが、最近の受験生と親御の理科に対する姿勢によっぽど鬱憤が溜まっていたことに気付いてしまいました。算数・国語はあれだけうるさいのに、理科となると途端にトーンダウン。算国に響かないようにさっさとやっちゃってよ、てな感じじゃないですか?正直、ふざけんじゃないよって話。それをすべてぶちまけてたらこんなに長くなってしまいました。このシリーズの最後は、理科ができない、理科をしない受験生への「愛のムチ」で締めたいと思います。さらにムチ打つのかって?まだ足りないくらいですよ!(笑)

 

生物分野ができないのは、覚える努力をしていない証拠。他分野が本当に苦手でも、生物分野だけはどうにかできる分野です。思考系の問題でも、教科書に載っている程度の最低限の知識の体系くらいは求められます。少しでも合格に近づきたいなら覚えるくらいやったらどう?これくらいの暗記もできんで何が中学受験ぞ(怒)

 

地学分野ができないのは、想像力が足りない証拠。生物同様に知識も必要ですが、地層や天体は頭の中で立体感覚を磨く必要があります。今では理解に役立つ動画や立体モデルなんかがネット等で簡単に見られます。勉強する気さえあれば環境は整っているよ。口開けて待ってるだけじゃダメ。自分から理解しようという姿勢も持たんで何が理科の勉強ぞ(怒)

 

化学分野ができないのは、計算ができない証拠。もちろん、計算の前に薬品名すら全く頭に入っていないのはもはや論外。化学分野の計算問題はほとんどが比例計算と言ってもよい。そして、比例計算にはその基となる完全反応式があるはず。「薬品A何㎤+薬品B何→気体C何+固体D何g」というようなもの。それさえ作れれば計算問題は攻略できるのに、計算というだけでさっさと諦めてしまう。計算もできんで何が上位校ぞ(怒)

 

物理分野ができないのは、原理を理解していない証拠。物理もどうせ計算でしょと言わんばかりに、出てきた数字をただ何となく足したり、引いたり、掛けたり、割ったりしているだけの子がなんと多いことか。これ、算数ができん子にも共通で言えることですね。式には必ず意味がある。何か求めたいものがあるから式を立てる。てこにしても、電流にしても、原理が理解できていなければ何を求めればいいかすらわからないではないか。何が出したいか自分でもわからんで何が難関校ぞ(怒)

 

最後に一言。算数・国語は論理的思考の基礎科目で、理科・社会はその応用科目。理科ができんというのは「基礎だけで精一杯です。応用は勘弁してください。」という「敗北宣言」です。尤もそれを充分理解した上で2科目校に入学し、中学以降できっちりやり直しますというならそれもいいでしょう。しかし、中学受験の理科でヒーヒー言ってたくせに「これからは理系」などと知ったか顔で言わんとってほしいのです。運悪く力量のない理科の先生にしか出会わなかったこともあるかもしれません。でも、大部分は論理的思考ができない、いやしようともしなかったことが原因です。理科もできんで何が理系ぞ(怒)このシリーズはここまで。では、また。

 

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