日出づる処の女子「神戸女学院」を語る④(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #神戸女学院 #女子校 #算数

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2019/03/17 日出づる処の女子「神戸女学院」を語る④(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #神戸女学院 #女子校 #算数

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回は、私、日出づる処の女子(当塾教室長)が神戸女学院の社会についてお話ししました。今回は算数について触れていこうと思います。出題傾向とかどんな単元が出されるかというような情報は過去問題集や学校案内などを見ればわかることなので、難関中学受験指導歴ウン十年の経験を持つプロとして、したり顔でそんな情報を表面的に読み上げるのではなく、なるべく噛み砕いた表現でお伝えしたいと思います。理系科目のことなので、一部当塾代表の言葉も借りていますけど。

 

神戸女学院の算数を見た第一印象は「どこかで見たような問題だけど解きにくい」受験用の問題集で例えると「練習問題の最後」~「応用問題の前半」に出てくるような問題がずらり並んでいるといった感じでしょうか。今年の灘中みたいに「そんなの解けるかい!」というような問題が出ることは少ないですが、中途半端なレベルの受験生にとっては、宿題で出されたら「わかんな~い」と空欄にしてしまうような問題が多く出されると言えば感覚的にわかりやすいでしょう。難問をひたすら演習するというような「苦行」は不要だけど、一般的な受験問題集なら最後まで解き切るくらいの算数力は欲しいところです。

 

ただし、問題の質・量の割に試験時間は決して充分ではなく、入試ではじっくり考えているヒマはありません。問題の読解、思考の組み立て、計算等すべてにおいてスピードも求められます。解答力が上がってきたら、次はスピードの訓練も必要。そういうところを考慮すると、学校でよくできるという程度ではやはり攻略は難しいと言わざるを得ません。それでも、超難関の男子校に比べればまだ対応しやすいとも言えます。その対応ができる塾・指導者の指導を受けることと、その指導を親子ともども素直に受け入れて吸収し、学力を着実に伸ばすことだけが合格への道でしょう。塾の名前だけで合格できるものではありませんし、大手でもそんな指導力がないところもごまんとありますよ。

 

思い出しました。前までやっていた「残念」シリーズではありませんが、あまりに「?」な親のことを。いきなり教室にやってきて「ウチの子、次4年生なんだけど、頭がいいから神戸女学院に行かせたいんだけど。」誇張ではなくずっとこんなタメ口。話を進めて行く内に、これは明らかに中学受験のことは知らないな(「学校の勉強ができれば神戸女学院も合格できる」と思い込んでいる)とわかったので、神戸女学院の入試問題を見せることにしました。すると…「なんだ計算問題ないんじゃない。だったら簡単じゃん。全部解かなくていいんでしょ。難しいの飛ばして、解けるモノだけ解けば。出そうな問題だけ教えて頂戴よ。あ、授業は最低限でお願い。お金払いたくないから。」

 

どうしたかって?こりゃ何を言ってもムダだと思ったんで、神戸女学院レベルをこれでもかとやってあげましたよ。授業最低限って言うから、授業で補えない分はすべて宿題にしました。そうしたら「ウチの子が『宿題がわからないし多過ぎる』って泣いてるじゃないの。可哀想だわ!」と言うので、「そうですか。だったら親子ともども『神戸女学院』レベルではないということですね。」と事実をお伝えしたところ…これ以上は止めときましょう。その後どうなったかって?他所の大手塾に行って受験したそうですよ。神戸女学院?受かるわけないじゃない(笑)有名校になるとこんな受験生もいるもんですね。「名誉受験」ってやつですか。その後の人生でも何の役にも立たないので、こんなことしちゃダメですよ。「反面教師」「他山の石」「人の振り見て我が振り直せ」ご参考までに。では、また。

 

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