日出づる処の女子「神戸女学院」を語る③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #神戸女学院 #女子校 #社会

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2019/03/14 日出づる処の女子「神戸女学院」を語る③(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #神戸女学院 #女子校 #社会

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。東京出身の当塾教室長が、ある意味先入観を一切持たずに「神戸女学院」を見たとき、どう感じたのかという話の続きです。

 

東と西、東の女子校と西の女子校。受験人数も市場規模も違うので、確かに一概に比べることはできないかもしれません。持っている「文化」も。他大学合格者数は神戸女学院自体が発表しなくても、おおよその数は予備校などのホームページから調べることもできますが、その数自体に意味があるようなないような。当てにできませんからね。1人の生徒に対して、複数の予備校でのダブルカウントも当たり前ですから。パンフレットには「生徒の個性に合わせた自主性を育むカリキュラム」とあります。その「個性」の結果の一つとして他大学の合格実績もあると考えると、やっぱりなぜ出さないのか…うーん不思議。

 

さて、今日は神戸女学院の入試問題を見ていきたいと思います。私(当塾教室長)、文系なのですが最初に神戸女学院の入試問題を見てまず「目が点」。なんだこの社会は?日本の歴史はもちろん、世界地理なども含まれています。単に暗記するだけでは済みません。そして問題の聞き方がまた…「東大王」のクイズではないのですから…大問をそれぞれどんなスピードで解かねばならないか。図も入っているし、どこかの高校入試問題よりもちろん難しい。「社会」だからどうにかなるでしょと侮っているとこりゃ大変。でも、神戸女学院中ほどではなくとも、中学入試の社会なんてどこの学校でも教科書レベルとはかけ離れていますから、小学校の勉強なんて全くあてになりません。これは他教科でもですね。

 

でも、私はこの社会の入試問題にこそ神戸女学院の「気概」といいますか、「真骨頂」を感じます。単なる「暗記」を超えた、いわば「グローバルな視点」を昔から問うてきています。「生徒が主体で個性と自主性を尊重します。責任ある自由、その基礎があなたに備わっていますか?」ということでしょうか。うーん、どっかの学校説明会でも聞いたな。ただ、その学校は入試問題に社会がなかったな。神戸女学院では、高校生になっても「大学入試に出る地理」等の講座はありません。全く違う視点で「社会」という科目を捉えています。こんな視点を女子でも持つべきだということ。ここを希望されていて「社会は覚えればいいんでしょ」とお考えだったら、残念ながらその時点でアウトですよ。

 

なるほど、この社会を解くことができれば神戸大附属中等が求める「グローバルな視点」を持つことも可能でしょうね。今は4教科校も神戸女学院くらいなもの。神戸海星女子学院中も、親和中も純粋な4教科入試ではなくなってしまいましたから。これも時代の流れなのでしょうか。まあ、神戸女学院が社会を外すことはプライドが許さないとは思いますけど。他の科目については次回以降にお話ししましょう。では、また。

 

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