日出づる処の女子「神戸女学院」を語る②（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #神戸女学院 #女子校 #中学受験

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回、OGに怒られるかもというくらい「神戸女学院」について本音で話してしまいました。まあ、それでも百聞は一見に如かずと思い、文化祭に行ってみたことがあります。この学校、なかなか校内を公開しませんから。校門をくぐると目映いばかりのお嬢さんたちが「どうぞ！」とばかり出迎えてくれました。確かにこれだったら、小学生の女の子だったら胸キュンものでしょう。まあ、どこの学校の学園祭・文化祭でもそうですが。ただ、私（当塾教室長）が圧倒されたのは建築物。噂には聞いていたのですが、ヴォーリズ建築の数々。さすが！と思いました。ステキですよねー。こんな環境でお嬢さんが学ぶことができたら、確かに素晴らしい。

ところで、神戸女学院の近くには、もう一つキリスト教系の学校がありますね。関西学院（「かんさい」と読んだら怒られますよ！）です。そして、関学も同じくヴォーリズ建築ですよね。もしかして、この地域は「キリスト教」教育の聖地？だとしたら、関学も神戸女学院も「中高大一貫校」であることも納得できます。あくまでも「進学校」ではなく、「キリスト教」に基づいた全人教育をする「『神』学校」なのだと。受験生や保護者が思う以上に、神戸女学院はその傾向が強いのでしょう。進路指導？「いたしません」途中で外の大学に出ていく子の受験指導？「いたしません」大学進学実績の公表？「いたしません」なるほど、堂々とそう言える訳ですね。アンタはド〇〇ーＸか？

ここで文化祭のことに話を戻しましょう。在校生が趣向を凝らして未来の「神戸女学院生」を楽しませていました。また、贅沢な「建築物」を手をつないでゆっくり見ている親子もいました。どちらにしてもいい光景です。ただ、阪神間でここが女子の「トップ校」であることにはやっぱり納得いかなかったんです。「環境が人をつくる」ということはよくわかります。でも、私の目には「女子のトップ校？周りが勝手に持ち上げただけでしょ？当校は一切関知しておりませんので。」と言っているように感じてならないのです。

東大や医学部に進学するというだけであれば、大阪や京都等他府県にもそれなりに鍛えてくれる進学校はあります。でも、あくまでも頭の良い「お嬢さん」として、この素晴らしい環境の中「神戸女学院」の名の下で我が娘を育てたいとお思いなら、なるほど「神戸女学院」という選択肢もあるのかなと。ただ、私にはやっぱり違和感が残ります。その割には、親御や塾が「過大評価」しているだけではないのかと。

関係者には申し訳ないのですが、進学校としては首都圏だと女子御三家どころか、その次に位置する女子進学校とも体を張れるかどうか。教育雑誌等で神戸女学院の校長が灘の校長と対談をしているのを最近よく見かけますが、灘の名を借りて「トップ校」であることを誇示しているようにも見えます。その一方で「当校は進学校ではなく、中高大一貫教育の学校だ。」と言い続けるのは、どうも腑に落ちないのです。皆さんはどうお考えになるでしょうか。では、また。