日出づる処の女子「神戸女学院」を語る①（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #神戸女学院 #女子校 #中学受験

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。長らく「残念」シリーズを続けてきましたが、一通り話し切ったのでテーマを替えてみましょう。「日出づる処の女子＝東京出身の当塾教室長」から見た関西の学校について思うことを、腹蔵なく吐き出していきたいと思います。第一弾は「神戸女学院」です。関西の女子校については言いたいことが山ほどあるので、その代表格の学校から話し始めます。

さあて、今回は「東京生まれ・東京育ち」そして「東京で学生生活・東京で塾講師」の経験がある私（当塾教室長）が、神戸女学院について常々感じている「？」についてお話ししていきたいと思います。東京では「女子御三家」桜蔭、女子学院、雙葉という厳然たる「女子進学校」があります。お通いの皆さん「勉強をするためにこの学校に来たのよ。おバカな男子なんて目じゃないわ。」と言わんばかりの眼差しをお持ちです。なるほど、自分で自分の道を切り拓いていくという強い意思の表れなのでしょう。私はそれは当たり前のことと考えていました。それが…

関西で中学受験指導を始めてから、阪神間の女子トップ校は「神戸女学院」だということを教えられたのですが、私の中では「？？？」でした。なぜかって？だって、大学進学実績は出さない、このご時世に入試で体育の実技試験がある…これがトップ校と名乗る学校がやることなの？まったくもって意味不明でした。こんなこと言っては何ですが、大学進学実績を出さないのは「進学校ではない」と言っているのと同じだし、入試で体育実技20点だなんて「ブラックボックス」（不明瞭な点数操作）と言われても仕方ない所業？ですもの。

ところが、文化祭等でこの学校の「校舎」を見ると、大抵のお母さんや受験生は「ほろはろほれはれー♡」と一目惚れしてしまうそうなのです。え？そんなことで？校舎が素敵だからトップ校になるだなんて、東京人の私には信じられませーん！良し悪しは別として、進学校として実績があるからトップ校なんじゃないの？少なくとも東京の女子御三家はそうです。最近では、大学実績が大きく伸びた豊島岡女子等も大人気です。「神戸女学院」は人気先行で入試が難化して偏差値が上がり、教育ママや塾のお眼鏡にかなうようになったということなのでしょうか。まあ、学校自体も「中高大10年一貫教育がモットーです」と公言しており、「進学校」とは言っていません。あ、「『神』学校」か。

冗談はさておき、「流石にこれだけの学校なら進路指導するだろう」と思い込んで神戸女学院に入ったものの、本当に進路指導がないことに失望して退学したという生徒もいたのだそう。もう少し「神戸女学院」について話してみたいと思います。では、また。