残念な人の「中学受験後の再出発」第二話②(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #残念な人 #高校中退 #中学受験

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2019/02/15 残念な人の「中学受験後の再出発」第二話②(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #残念な人 #高校中退 #中学受験

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「残念」シリーズ第二話の続き、中学受験で第一志望校を含め併願パターンを全落ちし、やむを得ず見たこともなかった学校に進学したお子さんの「その後」の話です。

 

中学受験の「貯金」もあり、入学後しばらくは特に何もしなくても成績上位だったことが慢心を生んだのでしょう。なぜ全落ちしたのかという反省もいつしか消え、勉強をしなくなっていったことで成績は下降し始めました。学校の先生がそれを指摘しましたが素直に聞き入れません。「別に来たくて来たわけじゃない。そんなこと言われる筋合いはない。」おそらく親御も同じような態度だったのでしょう。「こんな偏差値の低い学校ごときに…」等と思っていたのではないでしょうか。それ以降学校を休みがちになり、たまに出席して授業を受けても、以前とは違ってまったく授業が理解できなくなっていきました。それでさらに欠席が増えていくという悪循環。何とか高校には上がれたものの、高校内容なんてとてもついていけません。欠席がちから不登校へ、そして中退することをほぼ既定路線として学校には伝えてあるとのこと。

 

「大学受験のための個別指導とお伺いしましたが、高校を中退されるのですか?」と尋ねたところ、母親曰く「これ以上あの学校にいても埒が明かないでしょうから。それにこの子の意志なんです。」と。そこでお子さんに話を振ると「あんな学校で勉強を続けるより大学受験の勉強に切り替えた方がいいと考えました。あと『ビリギャル』の本を読みました。『ビリギャル』でもできたのだから、同じように頑張れば自分も慶応に行けると思っています。」どうですか?「う~ん…」となった私たちの気持ち、お判りいただけましたでしょうか。

 

「正直申し上げますが、それはかなり難しいですよ。高校中退だと大検を受けなければいけませんが、現状では高校内容を一からやり直す必要があるかと。その上で慶応レベルまでとなると1、2年では厳しいですよ。そもそも慶応がどういうレベルかご存じですか?」東京出身の当塾教室長がそう問うと「東京のトップ私学なんでしょ。関西で言えば関関同立レベル?」教室長大いに呆れて、半分怒りながら言いました。「関関同立?遥かに上ですよ。東京だけじゃなくて、日本の中でもトップ私学ですよ!中学受験で偏差値のことを言うのだったら、慶応の偏差値がどれだけかお調べになったらいかがですか。それでも行けるはずだとおっしゃるのなら、もう一度ウチにお越しください。」この親子が再びウチに来ることはありませんでした。いや、実はお子さんがウチの塾の前まで来たことはありました。ためらいがちにしばらくウロウロしていたようですが、しばらくするといなくなっていました。

 

話を聞く限り、中学受験での失敗は「お子さんを見ないで受験校を選んだこと」です。その次の失敗は「せっかく『合格』=『福』をくれた学校を『レベルが低い』と見下して恩を仇で返した」こと。そして、最後の失敗は「自分を過大評価して周囲を見下す姿勢が捨てられない」こと。共通するのは「自分で自分を冷静に客観視できていない」ということで、だんだんその傾向が酷くなっています。前回「中学受験の失敗から抜け出せていない」と言ったのはこの点についてです。こんなことになるのなら、中学受験しなかった方がよっぽどマシだったでしょう。あまりにも「残念」です。同じような状況になりかけている親子がいるのなら言ってあげてください。「一刻も早く目を覚ませ!」と。では、また。

 

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