ぶっちゃけ全国統一小学生テスト⑥（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中学受験ブログ #全国統一小学生テスト

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。11月3日実施の全国統一小学生テスト、四谷大塚公式HPにて申込開始となりました。当塾は今回も公認会場としてテストを実施します。西鈴蘭台では２回目になります。ただし、実施時間に大きな変更があります。当塾周辺にある小学校のほとんどが午前中に学芸会があるので、その後でも間に合うように、全学年を午後実施・14時30分開始とする予定です。テストの公平性の観点から、他日での振替受験ができませんので、少々慌ただしいかもしれませんが「学芸会があるから無理かなぁ」と思っていた方は午後受験をご検討ください。

では、今回は５年生のお話しを。さすがに５年生のこの時期ともなると、難易度の高い問題も増えてきます。全国規模の学力テストということで、教科書レベルから中学受験の基本、応用レベルまで幅広く出題されるのですが、５年生２学期の範囲まで含まれてきますので、中学受験塾に通っているお子さんでも、普段の勉強量が足りないと結構シビアな結果が返ってきます。身に覚えがあるのであれば、今からでもいいので学習姿勢を見直しましょう。

５年生の算数。中学受験でそこそこの学校を目指すのであれば、大問４くらいまではさっさと解いてしまいましょう。もちろんミスしてはダメですよ。後半の思考力を要する問題に充分時間がかけられるように。計算問題で間違っているお子さんもいるようですが、何らかの理由で未習だったのなら別ですが、計算のミスは何の言い訳もできません。短いパターン的文章題が解けないのも勉強不足が原因。算数の勉強を「正解を覚えること」と勘違いしていませんか？

国語。基本的には４年生と同じですが、算数と同じで、基本の語句問題でポコポコ落とすようでは「読解力」も期待できません。「文章が長い」と愚痴るお子さんもいますが、大抵は語彙が足りないために「知らない言葉」に引っかかって、一字一句拾うように読むしかないものだから文章全体の流れをつかめないのです。当然４年生より高度な内容の文章になりますから、４年生からの進歩がなければ成績は確実に下がります。

理科・社会は比較的オーソドックスな出題となります。４年生と比べて出題範囲が増え、基本を聞くだけでもそれなりの分量になるからです。基本を聞くだけでも、勉強をやっている子とやっていない子で差がかなりつきますからテストとして成立してしまうのです。今どきの中学受験では、中堅レベルのお子さんだと算国だけで精いっぱいで理社まで手が回らないのが多いようですね。大手塾で「理科・社会は後からでも追いつけますから」というのを鵜呑みにしてはいけません。できない子はやっぱりできないのですよ。だって、そんな子は結局算国も完成させられないのですから、ゆっくり理社をやる時間なんて永遠に来ませんよ。

５年生の11月テストではこれまで以上に、現在の立ち位置がハッキリ見えるテストです。ここにきて成績が下がるのは、今の学習姿勢に何らかの「NO]を突き付けられているということです。他に原因を求めて愚痴を言ったり、知らんぷりをしたりしているヒマがあるのなら、今すぐ反省して直すべきところを見つけて直してください。具体的に数字を言うのなら、それなりの中学受験をするのなら各科80％ぐらいの得点は最低必要。特に、算国で２ケタ得点は赤信号です。もし、そんな結果を受けてもお子さんに何らの変化もないようなら、中学受験は撤退を考えてもいいかもしれません。お子さんに「こういう理由があるから、ぜひとも青の学校を受験して合格したい。」合格するためには絶対必要なそういう気持ちをお子さんが持つために、次にどうするべきか親子で考えましょう。