ぶっちゃけ全国統一小学生テスト③（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中学受験ブログ #全国統一小学生テスト

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今回は２年生についてお話ししようと思いますが、その前に一言。学年全体に言えることですが「時間が足りない」と言っている子を見ていますと、問題を読むスピードがあまりにも遅く、一字一字拾って読んでいるパターンが多く見受けられます。そりゃ時間が足りなくなるわな。あと、問題が難しかったのか、問題用紙を開いてボーゼンとしている子。そんな子には声をかけて「落ち着いて問題を読んでみようね」と言うのですが、パニックを起こしているのか全く鉛筆が動かない。「わかる問題からやっていってね」と声をかけても無言。もう最初から諦めているようにも見えます。

これらの対策についてもおいおいお話ししていきますが、「できるものしかやらない」というのでは「グローバル化」するこれからの社会でとても活躍なんてできないことになりますよ。もう少し「タフさ」が必要かなといつも感じます。もっと親御さんが手を離されたらいいのに、とも思います。何から何まで子どものことを知っていないと気が済まない、それが愛情だからと。子どもがわめいたり、泣いたりするところなんて見ちゃいられない。まるで親御さん自身が責められているように感じているのでは？と思うほどです。もう少しお子さんの力を信じてあげても、と思います。言うまでもないことですが、自分のお子さんといえども、れっきとした別人格なのですから。

２年生のお話に移ります。だんだん学校でも差がついてくる学年です。じっくり読ませる問題も多くなり、思考力を問う問題が算数でチラチラ出題されます。例えば今年の６月テストの問題。受験された方はご存知かと思いますが、ポケットの中のクッキーが増えていく問題や、サイコロを転がしていく問題。11月にもこのような「思考力」を問う問題が出題されることでしょう。「攻略のコツ」といっては何ですが、最初の計算問題などをいかに「正確に」「素早く」解くか。それでこそ後半の思考力の問題を考える時間を取っておけるのです。思考力を問う問題では図に書いてみたりすることも大切です。問題用紙は大いに汚して結構。頭の中の「思考」は書くことによって具現化します。

国語でも、少し紛らわしい選択肢があったり、問われていること自体は単純だが、やけに長い文章を使って問うてきたり。小学校の漢字ドリルやテストの類とはやはりレベルが違うので、ある程度国語力がないと厳しいかもしれません。文章量に圧倒されるお子さんがとても多いようですので、その点十分ご注意ください。以前のブログで「国語力」のことを書きましたが、「本をたくさん読めば国語力がつくのか」とのご質問もいただきました。「速読」のご質問も。国語力と言うものを「日本語処理能力」だとお考えなら、ちょっとそれはどうでしょうか。テストで良い点を取るためだけの「国語力」などありません。これからの大学入試でも「教科を越えた学力」が問われます。「読み書き」をセットとして考えましょう。読解力と記述力、２年生のこのテストでは「読んで書く力」、このことが問われると思います。みんな、がんばれ！