ぶっちゃけ全国統一小学生テスト②（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中学受験ブログ #全国統一小学生テスト

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回のブログで、11月3日実施の「全国統一小学生テスト」から「年長生」が受験できることになりました、とお伝えしたら「どんな問題ですか？」「小学校受験と関係ありますか？」等々いくつかご質問をいただきましたが、これらについては、正式に申込開始となってからお答えしたいと思います。

さて、11月のテスト範囲ですが概ね各学年の「2学期の範囲」とされています。当然ですが、今年の6月にこのテストを受験されてから範囲が広がるわけです。今回は、小１の受験に関する「対策」をお伝えします。今回から小１の時間も各科30分になります。記述式のテストであることは変わりません。6月は15分でしたから、お子さんによっては「短すぎる」と感じた子も多かったようです。後半の問題までたどり着けなかった、というご意見もありました。

「家では『最高レベル問題集』をやっています。なので、本当はできないはずがないんです。」「家でしっかり勉強をさせています。時間さえあればちゃんと解けるんです。」では、お伺いします。どのように「家」で学習されていますか？パパ塾・ママ塾は結構ですが、ピッタリつきっきりで、「わからない」とお子さんが音を上げたら、すぐに解説をしているのではありませんか？

今のオコチャマはすぐに答えを欲しがります。「わからないことが大っ嫌い」です。わからないんだから答えを教えてよ、そしたらすぐにすむんだから。簡単に「わからない」を連発する子どもたち…わからないことが悔しくないのかしら、と思います。「できない」ことを認めたくないのですね。「できる」「できない」ことにもとても敏感です。また、親御が堪えきれずに答えを教えてしまうと「ああ、この手でいけばいいんだ」と味を占めてもう二度と自分で考えなくなります。

「お父さん、教え方上手い。よくわかるわ。」などと言われて自己陶酔している方もよくいらっしゃいますが、ここでの「よくわかる」は「答えを教えてくれてありがとう。考える手間が省けたわ。」という意味です。「俺が教えたらよくわかってくれるじゃないか。塾は一体何をしているんだ。金の無駄だ。これからは俺が教える。」そう言って結局受験失敗させる人、本当に多いんですよね。自業自得とはいえ、お子さんも可哀想なもんです。そこがわかっている塾講師には、あえて自分はお子さんの勉強にタッチせず、信頼している仲間にすべて預ける人もいます。そして、きっちり第一志望校に入っていきます。ただ単に教科指導するだけが塾講師の仕事ではありません。（大手塾ではそれしかできないバイト講師がいるのも否定しませんが）たかだか「小学生相手の問題が解ける」程度で、デカい顔されてもねぇ…

当塾では徹底的に考えさせます。「わからない」は禁句にしています。どんなに「わからない」を連発しても、いや連発すればするほど厳しく指導します。そうでないと「思考力」なんてつきませんよ。鍛えるべきは徹底的に自力で考え抜くこと。大学入試改革でも正にそういった力を求めています。小１の頃から「わからなかったらすぐに答えを与える」学習をしていると、勉強とは「そんなもんだ」と考えるようになっても不思議ではありません。

このテストは、小学校のテストと違って「解答用紙」が別になっているので、そこに戸惑ったお子さんもいらしたようです。「対策授業」でも説明しているはずなのですが。どうも「できた、できない」に目が行ってしまうようですね。テスト返却時にいつもアドバイスを差し上げるのは「『正答率』の高い問題をしっかり解けるようにしましょう」とうことなんですが、これ、裏を返せば「しっかり基本を身につけましょう」ということ。その上でこそ「難しい問題」に立ち向かうメンタルが育ちます。小１だからといって容赦ないこのテスト。「対策」はやはり基本を大切に、自分の力で考える学習姿勢を養うこと。日々の勉強をしっかりやること、これに尽きます。では、また。

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