「かんさい」ちゃいます！「くゎんせい」学院です②（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中学受験ブログ #関西学院

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。○大の悪質○ックル問題も前の話になりました。関東では「関西学院」の名は関西人が思うほどは知られておらず、「関東（かんとう）学院大」というのがあるせいで、ほとんどの関東人は「かんさい」学院だと思っています。○大からのお詫びで「かんさい」学院と何度も言っていたのも無理からぬことではあります。関学大の学生たちが「許せない」というのもわからないではないんですけどねぇ。ある意味、関学っぽいなぁとも感じます。

さて、小説・映画のタイトルにもなった「阪急今津線」この沿線には私立の小中高が多く、様々な「制服」にお会いします。もちろん「関西学院大学生」もたくさん乗ってきます。みんな「おしゃれ」さん！男の子も女の子も「ザ・関学生」やっぱり、こうでなくちゃ。ね。ランバス博士。私（当塾教室長・東京出身）も「かんさいがくいん」と最初は読んだものです。だって「かんさいだいがく」があるので。

ご存知でしょうが、創立以来長いこと男子校でした。「女子が関西学院に入学できるのは大学から」という時期が長かったことを思うと、今回の入試変更で女子を少し増やすという点、時代の流れなのでしょうか。まだ確定ではありませんが、従来の２日目に２回目の入試が行われるとすると、女子上位層は、神戸大学附属中だけでなく、神戸女学院との併願の可能性も出てきます。もしそうであれば、今回の入試変更の主目的は「男子の最下位層を排除して、２回入試で主に女子の上位層を取り込む」ことだと言えるでしょう。今のところは、あくまでも推測の域を出ませんが。

入試問題ですが、関学側から言わせれば「このくらいは解こうよ」といったタイプの問題が多く出ます。「どこかで見たような」でも「しっかり勉強してきたかな」問題。大手塾の中間層がやりがちな、暗記やパターン学習頼みの勉強ではボロが出まくるような問題です。国語担当の私などは、国語の記述のさせ方をもじって「できるだけ文中」と呼んでいました。わかる方いらっしゃるかな？算数も理科ももちろん国語も難問ではないが「ミスが許されない」「そつがない」入試問題です。というのは、500点満点の6割5分が合格最低点ライン（女子はもっと上になることも）だからです。計算や語句、知識問題だけでなく、そこそこの難易度の問題まできちんと考え抜いて解き切らないと、なかなか65点平均は出ないからです。

兵庫の私学連合会の頑迷な保守性については前述しましたが、定員が増やせないなら入試方法を変えちゃるわい！とうことならどんどんやるべきだと思います。それでこそ「くゎんせい」の名もアゲアゲホイホイというもの。皆さんも、学校の利益ではなく受験生の利益になる入試改革が兵庫県の中学受験でも起きるように、こういう動きを後押ししてください。では、また。