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中学受験夏休み終了・大手進学塾の本音⑤(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #組分けテスト #志望校別特訓
神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。9月1日です。いよいよ中学受験「秋の陣」突入。今回は大手塾の「組分けテスト」のことについて話を進めます。前回、前々回と「偏差値」についてお話しました。「偏差値が高い」=「素晴らしい」=「受験の勝ち組」=「人生の勝ち組」という安易な構図が、あまりにも蔓延しているのではないか。そうなった原因の1つが、この「組分けテスト」ではないかと思うのです。
大手進学塾では競争原理に基づいた「組分けテスト」や「復習テスト」で、「能力」別に塾生たちを分けて指導します。また「志望校別特訓」と称して、更なる「分類」をしたクラスでの指導も行います。別にそれで合格が決まるわけでもありません。でも、この各種テストの結果に一喜一憂される親御さん、とっても多いですよね。例えば「灘特訓」「神戸女学院特訓」のクラスから「落ちた」と言って塾の受付に泣いて縋り付いてくる親御さん。「あんなに頑張ったのにクラス落ちするなんて」と退塾をちらつかせる親御さん。「志望校別特訓」の授業が受けられないと「合格がない」とばかりに。私たちの立場からハッキリ言わせていただくと、「みっともない」「そんなことをしても意味が全くありません」ですよ。
とは言うものの、この種のテストってホントに罪深いですよね。少しでもいい点を取って「クラスに残りたい」「クラスを上げたい」と思うのは親御も子どもも同じ。それが行き過ぎて、正々堂々とテストを受けることよりもいかに相手を「蹴落とすか」を考えてしまう子もいます。カンニングはもちろん、精神的にライバルを追い詰めるべく「あんたなんか受かりっこないわよ」とプレッシャーをかける等ほとんどイジメのようなこともあるようです。「学力偏差値」は上がっても、「人間偏差値」が下がるのではなんだかなぁ、ですね。そんな子が社会に大量に出たら…大人になっても価値観はそう変わらないですから、空恐ろしいものを感じます。
「集団の中での位置づけ」=「偏差値」に今の子ども達はとっても敏感です。親御さんも「少しでもいい点を取ってもらいたい」と、各種テストの「過去問」をネットなどで探し回る方もいます。実際、塾の教材やテストが多数出品されています。でも、そんなことをして何の意味があるのでしょうか?実力の伴わない「点数だけの嵩上げ」をしてどうなるのでしょうか?「せっかくここまでこの塾でやってきたのに」「せっかく○○中特訓に入れそうなのに」それで?それが?どうしたって~の?
有体に申し上げると、「組分けテスト」には大手塾側の隠された意図があります。そりゃそうですよ。大手塾も「企業」ですから。いかに効率よく、いかに合理的に塾生をさばいて、いかに合格率や合格人数を多くはじき出すか。いわばお子さんを「品定め」するのです。特に小6の2学期以降はクラス分けの「点数」をシビアにします。ハッキリ申し上げると「〇〇特訓のクラスに入れなかった」なら、「入れるように這い上がってきなさいな」と言うのが塾側の本音です。
「クラスを落とされた」と嘆く前に、テストの過去問を探し回る前に、そんなことに振り回されている自分たちのカッコ悪さを見つめ直してください。「そんなことはわかってるけど現実、クラスを落とされたらショックだし」なぜ?「○○中特訓の授業が受けられないと合格はない」本当に?偏差値やテストの点数、ライバルの様子などを見ている暇があるのなら、しっかりお子さんのことを見て、親御さんとして然るべき行動を取ってから、お子さんのことを信じてあげること。
これまで何回も書いていますが、一生に一度の中学受験、お子さんにあった私立中学をセレクトしましょう。偏差値表の上にある学校がお子さんにとって素晴らしい学校だとは限りませんよ。ものすごく近視眼的になって「何が目的か」見失ってしまっては合格も「遠くになりにけり」です。中学受験「秋の陣」初日。そのスタートに当たり、このブログを載せておきます。では、また。
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大手進学塾では競争原理に基づいた「組分けテスト」や「復習テスト」で、「能力」別に塾生たちを分けて指導します。また「志望校別特訓」と称して、更なる「分類」をしたクラスでの指導も行います。別にそれで合格が決まるわけでもありません。でも、この各種テストの結果に一喜一憂される親御さん、とっても多いですよね。例えば「灘特訓」「神戸女学院特訓」のクラスから「落ちた」と言って塾の受付に泣いて縋り付いてくる親御さん。「あんなに頑張ったのにクラス落ちするなんて」と退塾をちらつかせる親御さん。「志望校別特訓」の授業が受けられないと「合格がない」とばかりに。私たちの立場からハッキリ言わせていただくと、「みっともない」「そんなことをしても意味が全くありません」ですよ。
とは言うものの、この種のテストってホントに罪深いですよね。少しでもいい点を取って「クラスに残りたい」「クラスを上げたい」と思うのは親御も子どもも同じ。それが行き過ぎて、正々堂々とテストを受けることよりもいかに相手を「蹴落とすか」を考えてしまう子もいます。カンニングはもちろん、精神的にライバルを追い詰めるべく「あんたなんか受かりっこないわよ」とプレッシャーをかける等ほとんどイジメのようなこともあるようです。「学力偏差値」は上がっても、「人間偏差値」が下がるのではなんだかなぁ、ですね。そんな子が社会に大量に出たら…大人になっても価値観はそう変わらないですから、空恐ろしいものを感じます。
「集団の中での位置づけ」=「偏差値」に今の子ども達はとっても敏感です。親御さんも「少しでもいい点を取ってもらいたい」と、各種テストの「過去問」をネットなどで探し回る方もいます。実際、塾の教材やテストが多数出品されています。でも、そんなことをして何の意味があるのでしょうか?実力の伴わない「点数だけの嵩上げ」をしてどうなるのでしょうか?「せっかくここまでこの塾でやってきたのに」「せっかく○○中特訓に入れそうなのに」それで?それが?どうしたって~の?
有体に申し上げると、「組分けテスト」には大手塾側の隠された意図があります。そりゃそうですよ。大手塾も「企業」ですから。いかに効率よく、いかに合理的に塾生をさばいて、いかに合格率や合格人数を多くはじき出すか。いわばお子さんを「品定め」するのです。特に小6の2学期以降はクラス分けの「点数」をシビアにします。ハッキリ申し上げると「〇〇特訓のクラスに入れなかった」なら、「入れるように這い上がってきなさいな」と言うのが塾側の本音です。
「クラスを落とされた」と嘆く前に、テストの過去問を探し回る前に、そんなことに振り回されている自分たちのカッコ悪さを見つめ直してください。「そんなことはわかってるけど現実、クラスを落とされたらショックだし」なぜ?「○○中特訓の授業が受けられないと合格はない」本当に?偏差値やテストの点数、ライバルの様子などを見ている暇があるのなら、しっかりお子さんのことを見て、親御さんとして然るべき行動を取ってから、お子さんのことを信じてあげること。
これまで何回も書いていますが、一生に一度の中学受験、お子さんにあった私立中学をセレクトしましょう。偏差値表の上にある学校がお子さんにとって素晴らしい学校だとは限りませんよ。ものすごく近視眼的になって「何が目的か」見失ってしまっては合格も「遠くになりにけり」です。中学受験「秋の陣」初日。そのスタートに当たり、このブログを載せておきます。では、また。
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