問「偏差値」とは何か簡単に説明しなさい①(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #偏差値

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2018/08/30 問「偏差値」とは何か簡単に説明しなさい①(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #偏差値

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「夏休み~」の途中ですが「親の中学受験偏差値」という言葉をしばしば使ったところ、そもそも「偏差値」って何なのというご質問がありました。正確には数学・統計の「偏差値」の手法を応用した「学力偏差値」のことを指します。(ややこしくなるので、以降「偏差値」とだけ記します。)

 

「偏差値」が生まれるきっかけになったのが、とある公立中学において行われた公立高校の志望校判定会議でのこと。ある生徒が1点足りないということで「A高校は無理だからB高校に志望変更が妥当」と判定されたことに対し、その生徒の担任が「たった1点で『不合格』判定とはどういうことか、『論理的』に説明してほしい。生徒にも説明できない。」と食い下がったところ、進学係の教師が「判定は過去の生徒たちの合格状況と私たち教師の勘を総合した結果だ。そう言うのなら、君こそこの判定が不服だとする根拠を『論理的』に説明してみたらどうだ。」と返され、何のデータもない担任は反論できなかったのです。実際、意志を貫いてA高校を受験したその生徒は不合格になりました。このことから「志望校判定基準の確かさ」を説明する統計的手法を研究することにした、と後に「偏差値生みの親」と呼ばれる方がインタビューで仰っておられました。

 

このように、目に見えづらい「学力」というものの判定を「誰もが納得いくような形」に表したい、という切実な気持ちから「偏差値」は生み出されました。ですが、「学力テストによって測り得る生徒の学力的相対位置は、人間がいかに手を尽くしてもその時々、かつ各人各様につれ動くものである」こと等がわかるにつれ、現在のような「偏差値信仰」が罷り通る状況は残念に思っていらっしゃったようです。当初の意図からかけ離れた使い方をされていることに。

 

先の言葉を中学受験に当てはめて言い換えれば、「どのような模試を受けようとも、出題範囲や出題形式、受験者本人のその時のコンディション等諸々の影響が排除できないので、結果の数字(点数や偏差値)だけで『学力や志望校判定』を正確に判断することはできない」ということになります。特に精神年齢が低いお子さんほど、その時々のコンディションに大きな振れ幅がありますので、それが顕著に現れます。大学入試や高校入試に比べて、中学入試の方が偏差値のブレが大きい(合格判定度が低かった子が逆転合格する等)のもそういうところに要因があるのでしょう。

 

中学受験でモンペになるのは女親だけではありません。数字の話になると俄然張り切る男親がここのところ急増しています。どうやら会社における「ノルマ=数値目標」か何かと勘違いしているようです。絶対達成しなければならない数字、1でも足りなければ成果はゼロなんだ…ということなのでしょうが、「塾講師ごときに言われんでも…」といくら物知り顔で言っても、失礼ながら「ただ会社での鬱憤を晴らしている」ようにしか見えないのはそういうことなのでしょう。ご本人はご自身に酔っていらっしゃるようですが、ホントみっともないことこの上ないです。おやめになった方がいいですよ。次回は、中学受験において「偏差値信者」に陥ることがいかに危険かお話しします。では、また。

 

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