中学受験夏休み終了・大手進学塾の本音①（神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia） #中学受験 #中学受験ブログ #志望校別特訓

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。長かった夏休みもそろそろ終わりですね。学校によっては来週から２学期のところもあるようです。受験生の皆さん、夏期講習もほぼ終了ということでひとまずお疲れさんです。

１学期終了時の塾との面談で「２学期からの志望校別特訓クラスはどこを希望されますか？」「〇〇中クラスです」「現状では成績が基準に達していませんが、とにかく夏期講習頑張りましょう。」こんなやりとりをした方も多かったのではないでしょうか。長い夏休みは学力向上の大きなチャンスであることは間違いありません。しかし、それは全員に平等に与えられたもの。そのチャンスを活かせずに成績を落としてしまい、志望校別特訓の希望コースに入れなかったり、場合によってはあんなに頑張ったのに「志望校を変えたほうが…」などと塾側から言われてしまったり、というお子さんも少なくないことでしょう。

中学受験生にとっての「９月」は「実りの秋」とばかりもいきません。塾によっては「肩たたき」のシーズンでもあります。志望校変更を断固拒否する親御さんに対し、暗に転塾を促すところもあります。「このまま居てもらっても合格は難しい。塾全体の合格率を下げるくらいなら、いっそ他塾で不合格になってくれればいい。」という理屈で、いわば「戦力外通告」を受けるのです。少しでも見込みがあるのならもちろん残しますから、ここまで言われるのはやはり合格ラインからかなり遠いということでしょう。変な慰めで「大丈夫ですよ～」としか言わずに引っ張って最後に不合格になるよりは、よっぽど良心的な対応ともいえるのですが。

ここで親御さんが冷静になれればいいのですが、「ウチの子は〇〇中しか行かないと言っている」（大概は親御さんの洗脳による）「今まで〇〇中って言ってたのに、塾のママ友の手前、今更志望校変更なんて恥ずかしい」と猛反発して、塾の「思惑」通りに転塾するケースも多々見てきました。中には、そういう転塾を見越して「希望者は成績に関わらず全員受け入れる」志望校特訓クラスを設けている塾もあるくらいです。ただ、前塾の「思惑」通り、転塾してもほとんどが不合格の憂き目に遭っているようです。入試直前に上向きになって逆転合格するお子さんと違って、積極的なメンタルではないことがその原因だと思われます。

さて、夏期講習が終わって、自分のお子さんがそのような場面に出くわしたとき、あなたならどうしますか？