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2018/08/15 グローバルと入試改革と経済界(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia)#中学受験 #中学受験ブログ #神戸女学院

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回「関西学院中学部が2020年度入試から2日入試をやめる」とお知らせしました。他にも、神戸女学院が体育の「とび箱」実技を、2019年度入試から「安全配慮上の」理由のためにやめるそうです。やはり、何か少しずつ入試に変化がおきているようですね。これには、神戸海星女子の入試変更により、兵庫県女子校では4教科受験校が神戸女学院だけになったことも挙げられます。

 

私(当塾教室長)は東京産まれ東京育ちの中高一貫女子校出身。神戸女学院のことはあまり知らなかったのです。首都圏ならば女子御三家と言われる「桜蔭・女子学院・雙葉」があり、最近はそこに豊島岡が割って入ってくるなど、男子御三家受験生と何ら変わることのない、熾烈を極める入試が毎年繰り広げられます。それに比べると、神戸女学院が関西で女子の「トップ」であるのは正直ちょっと理由がわからなかったのです。自分の学校の理念を曲げないことにも人気があるのでしょうし、何といってもあの校舎!「環境が人を作る」といいますが、季節ごとに変化する自然を満喫しながら授業を受け、気のおけない仲間と過ごす6年間は代えがたいものがあるのでしょう。

 

また、神戸女学院は「英語」の指導方法が独特のようです。最近は「グローバル」という言葉がまるでお題目のように唱えられていますが、神戸女学院はもうとっくに「グローバル」だったのかもしれません。この「グローバル」という言葉を聞くにつけても、夏目漱石のイギリス留学のことが頭に浮かびます。国費で英文学を勉強しにロンドンに留学した漱石は失意のうちに、でも新しい境地の中帰国するのです。

 

2020年の大学入試改革から始まって、さあ、日本の「グローバルエリート」達はどう活躍するのでしょう。経済界からの強い突き上げの中行われる「グローバル経済教育改革」とでも名付けましょうか。実は、この大学入試改革は「このままではグローバル化する世界経済の中で戦える人材がいなくなる」という経済界の強い危機感が、重い腰の国を動かした結果なのだそうです。今まで国内のライバル社や社内で競争を勝ち抜けばよかったものが、もはやそうも言ってられなくなったというのが実態のようです。そこまでにした経済界の「重」鎮もやはり腰が「重」かったのではないかとも思うのですが、まあお手並みを拝見しましょう。そんな人たち自体が「グローバル」になれるのか大いに疑問なのですけどね。

 

この新しい大学入試制度のもと、受験生は大学に「いかに自分を売り込むか」が求められています。まるで就活ですが、実際にそのような入試になるようです。「ポートフォリオ」という言葉がもてはやされていることも、このことと無関係ではありません。終戦記念日の今日、「グローバル」の意味をもう少し冷静に考えてみてもいいかもしれませんね。では、また。

 

 

 

 

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