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2018/08/11 高学年からの中学受験・国語対策②(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #中学受験国語

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今回は「指示語」について国語的にご説明申し上げます。

 

まずは、いわゆる「こそあど言葉」を思い浮かべましょう。(事物)これ、それ、あれ、どれ(場所)ここ、そこ、あそこ、どこ(方向)こちら、そちら、あちら、どちら(その他)この、こう、その、そう、あの、どの…ですね。また、文や文章全体の内容を示す指示語の使われ方もあります。指示語の問いに答えるときに次のことに気をつけます。

1、答え方に気をつける 「『それ』とはどんなことを指していますか。」→「~(という)こと」、「『そのとき』とはどんなときですか。」→「~(という)とき

2、文字数に気をつける 「文中から二十字で」と「二十字以内で」とでは少々ニュアンスが違ってきます。当てはまりそうなところに線を引き、字数を参考に探しますが、この時「後ろから」字数を数えてください。ここがポイントです。なお、「×字以内」の目安は8割以上の字数です。

 

「こんなの当たり前じゃん」というなかれ。この「当たり前」ができない子がどれだけ多いことか。文章によっては「指示語」の内容が前にあったり後ろにあったりすることもありますが、ちょっと文が長くなるともうわけがわからなくなって「とりあえず何か書いておこう」とデタラメを平気で答えてしまうのです。「指示語」である以上、原則として答えは文章中にあるにも関わらず、です。「文中のどこかにある」だけが頭に残り、どう考えても辻褄が合わんだろうというところを引っ張ってくるのです。また、文末を問いに合わせることをすぐに忘れてしまう例も多々見てきました。少々注意してもすぐには修正できないものです。時間をかけて、子どもにしっかり意識付けをさせることしかありません。大人が考えるほど簡単なことではないのです。

 

灘中学受験Academiaではこれらの作業を、答え合わせも併せて「目の前」でやらせています。意識付けをリアルタイムにするためです。「鉄は熱いうちに打て」ですね。「目の前」でやらせるので、おかしいなと思ったらすぐに「何を答えているの?」「何を聞かれているの?」と問いかけることができます。大概はそこですでに「破綻」していることが多いのです。つまり論理的思考ができていないのです。「指示語」は「読解力」以前の、国語のスキルの問題です。「指示語」で間違うということは、論理的思考の初歩的段階で躓いているということになります。

 

しかし、一方的に自分のことばかり話し、言葉の「キャッチボール」が苦手だとこうなるのも仕方のないことでしょう。このことは何もお子さんに限らないのではないでしょうか。「マジ?」「ヤバい×3」「ウソー」「カワイイ」なんていう単語だけの会話?でも意思疎通に何の支障もない。でも、「ヒト」は言葉によって「人」に成り得る存在であると、私(当塾教室長)は思います。中学受験の指導以前に「自分の頭で考える」ことから始めなければ。「解答・解説を見て真似ろ」と言う指導法もありますが、それだけで本物の「記述力」が身に着くのでしょうか。「自分の考え」くらい「自分の言葉」で書けないでどうしますか?「他人の言葉」を真似て書いたところで、それは本当に「自分の考え」を表現していると言えますか?

 

国語の文章という「棚」から、まずは「指示」されたものを正しく抜き出してくるのです。「スーパーに行ってお醤油を買ってきてね。」と言われたのに「コンビニで自分の好きなお菓子を買ってきたよ。」では話にならないでしょう。こんなことにならないためにも、論理的思考の入り口である「指示語の理解」をきっちり仕上げましょう。では、また。

 

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