高学年からの中学受験は可能か?⑤(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #中学受験勉強いつから

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2018/08/08 高学年からの中学受験は可能か?⑤(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #中学受験 #中学受験ブログ #中学受験勉強いつから

神戸市北区西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。今回は「高学年からの中学受験」を成功させる親御さんについてお話ししたいと思います。

 

「高学年からの中学受験」、小5や小6になってお子さんの方から「私立中学を受験したい」と言い出すパターンと、親御さんが「この私立中学を受験させたい」と言うパターンのどちらかですよね。お子さんが言い出す理由としては「地元の公立中学に行きたくない」が結構多いようです。「小学校の人間関係を引きずるのが嫌」「今やっている習い事が公立中学の部活にない」等、子どもなりにいろいろな理由があるようですね。一方、親御さんが中学受験のご相談に来られるパターンは、大体次の2つのようです。

 

1、兵庫県公立高校入試の内申点比重が高過ぎる

公立高校入試の実施形式は都道府県によって異なります。ですので、兵庫県外出身の方はご注意ください。兵庫県の公立高校入試は内申と筆記試験の割合が1:1、つまり内申点が半分を占めるのです。入試を受ける前にすでに半分終わっているのです。「中学校での学習姿勢や生活態度を広範に評価する」と言えば聞こえが良いのでしょうが、実際は先生の主観によるところがあまりに大きく、「気に入らないことをするのなら内申点は与えない」というような態度をあからさまに出すような「不届き者」もいるようです。「外部のスポーツクラブに参加するため学校の部活に入らない」ことをマイナス査定したりなど、およそ教育的とは言えないことも横行しているようです。「学力は十分なのに内申が足りずに志望校に行けない」と泣かされた生徒も数多くいます。こんな入試制度に大いに疑問を感じる親御さん、決して少なくありません。「内申に『脅される』ことなく、のびのび6年間好きなことをさせてやりたい」と感じる親御さんが中学受験を考えるのも、自然の成り行きと言えるのではないでしょうか。

 

2、トータルで考えると大学までのコストパフォーマンスは「中学受験」させたほうが良い

学習面でも私立と公立ではかなりの違いがあります。進学系の私立中学では大抵中2で中3までの内容を履修します。そこから高校内容を「規定通り」3年かけても、残りの1年を大学進学対策に充てられるのです。公立ではこうはいきません。「公立中高から国公立大が一番安上がり」なんて言っていると、現役合格できずに浪人の予備校代でぶっ飛んだ…というのが大体のオチです。また、私立では「学内予備校」というような大学受験向けの授業が格安で受けられたり、夜遅くまで先生やチューターがいる自習室があったりと、現役合格を手厚くサポートする学校も多くあります。難関校の生徒だと、学校での成績によって現役予備校の授業料が優遇されることもあります。そういった点をフルに活用できれば、トータルで必ずしも「私立が高い」とは言い切れません。

 

ある親御さんは「お金だけの問題じゃないんです。『環境』を選んで、その『環境』を買うんです。」と。その方の言う、お金とはまた別の「環境」とは何なのでしょうか。次回はその辺りを掘り下げたいと思います。では、また。

 

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