お家で育てる国語力~本が読めるお子さんにするには~⑦(神戸市北区・西鈴蘭台の塾、灘中学受験Academia) #国語力 #読解力

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2018/07/12 お家で育てる国語力~本が読めるお子さんにするには~⑦(神戸市北区・西鈴蘭台の塾、灘中学受験Academia) #国語力 #読解力

神戸市北区・西鈴蘭台の学習塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。

 

お家で育てる国語力⑥の問題、覚えていらっしゃいますか。A君の話です。今日はその「解答」です。記述ですので、「一言一句」同じでなければ×というのではありません。主人公A君の気持ちにそっていればいいのです。表現が違ってもいいですよ。ただし「自分勝手」な読み方は記述では×。「自分勝手」とは「自分の気持ちで」答えてしまうこと。ここでは「明らかに×な答え」と「解答」を並べてみます。

 

まずは問1から。「A君は母親と「一戦交えた」がどのようなやり取りがあったと思いますか。」

明らかに×な答え。「元のクラスには戻れないからもう受験しない。」「何言ってるの、だったらお母さんがもう一度塾に掛け合ってくるわ」「もう嫌だよ。やめてよ、恥ずかしいから。塾に電話するんだったら、この過去問やらないよ」

「じゃあ、電話しないから過去問やるわね。」

 

「恥ずかしいから」このA君の気持ちが×。「私」に「あなたはどうしたいの?」と問われたわけですから、何らかの「決意」をもっていたはずです。それはA君の「先生、お願いします。」と過去問題集を持ってきた態度にも表れています。「お願いします」ですから、そこには何らかの「意志」があると想像しましょう。読解問題では、人物の「行動としぐさ」から、見えない心の中を想像していきます。他者への想像力です。とても大切な思考力です。また、「一戦交えた」の意味が「過去問をやる、やらない」にすり替わっています。これもおかしいですね。

 

それでは「解答」です。「やっぱりクラスは上げてくれないよ。」「何なの、それじゃ合格なんかできっこないじゃない。あのクラスにいるから合格できるのよ。受かりっこないじゃないの。下のクラスだったら。」「じゃあ、僕のいままでの頑張りは?」「上のクラスじゃなきゃ、どうせ受からないわよ。塾もやめてしまいなさい。」「わかったよ。だったら…だったらやってみせるよ。受かってみせるよ。僕は塾に行くよ。」「行かなくてもいいわよ!」「行くってば!上のクラスにいなくても受かってみせる!」「(普段見せない我が子のすごい剣幕に驚き)…じゃあ、勝手にしなさい!」(これが、実際にあったやり取りです。)

 

A君がどんな「一戦」を交えたのかおわかりになりましたか。A君の「心の中」が想像できたでしょうか。「他山の石」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。問2以降は次回に続けましょう。では、また。

 

 

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