お習い事やめますか?それとも中学受験やめますか?②(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #お習い事

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2018/07/10 お習い事やめますか?それとも中学受験やめますか?②(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #お習い事

神戸市北区西鈴蘭台の進学塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。前回の続きで、お習い事と中学受験についてのお話です。

 

ちょっと皆さんにお尋ねしますね。「あなたは小さいころ、どんなお習い事をしていましたか?」ちなみに私はピアノと習字。ピアノは「リズム感がない」と、母が幼稚園の先生に言われたことがきっかけでした。あまり乗り気でなかったのですが、ピアノの先生の生演奏を聴くにつれて「音楽」そのものが好きになりました。ピアノは続かなかったものの、中高では吹奏楽部に入部しました。そろばん、習字、ピアノ。これが当時の三大習い事でした。

 

今のお習い事って幾つくらいあるのでしょう。私が心配するのは「子供たち、疲れないの?」昔と比べて、お家で仕事をされている、あるいはフルタイム勤務をなさっている母親も増えてきていますから、学校から帰ってきた「その後」を心配されるのでしょう。「お子さんを家に一人で過ごさせるのは心配」というより「なにか母親としてもっとやってあげたい」そういったお気持ちになるのでしょう。

 

小3くらいまでは学童保育を実施している小学校もあるので、そこで放課後を過ごすこともできるでしょう。児童館で過ごさせたりもできます。そんな気持ちもわかるのですが、例えば「月曜日スイミング、火曜日そろばん、水曜日習字、木曜日英語、金曜日ピアノ」そしてお習い事の後に学校の宿題…いくら楽しくっても、丸々一日小学校で勉強してきた後にこれでは、元気いっぱいのお子さんでも疲れることでしょう。「ひとりでただぼーっとしている時間」「ぼーっとできる時間」を子どもたちが持つのは難しいのでしょうか。

 

「学校から帰ってくると、すぐに近所の悪ガキが遊ぼうと誘ってくる。私が働いていて家にいないので、誘いやすいらしいの。ウチの子は優しくて誘いを断れないから、すべての曜日を習い事でうめて誘われないようにしています。」「勤め先から帰ると、また〇〇君と△△君が家にいてゲームしてるのよ。お菓子もみんな食べたみたい。私が帰っても二人は帰ろうとはしないのよ。無視なのよ。うちは託児所ではないし、もし、何か事故があったら困るから、もう来ないでね、外の公園で遊んでね、と言って帰宅させたのよ。そうしたら〇〇君のママから電話があって,うちの子と遊ばせないとはどういうことですか、と文句を言われたわ。水曜日も何か習い事をいれなくちゃ。」いやはや、何とも大変な「お習い事現代子育て事情」ですね。

 

さて、前回も触れましたが、問題なのはこのお習い事、中学受験と「両立」できると考えている親御さんが「本当に」多いんです。現在の学力や残り期間などを考えるととても両立できる状態ではないことを説明した上で「習い事は辞めてくださいね」とこちらが言って、親御さんも「わかりました」と言ったたはずなのにやめていない。よくある「合格体験記」の中でも「小6の最後までサッカーと両立させて合格しました。」とかちょくちょくありますね。しっかりそれまで「受験勉強」してたらいいんですよ。小さいころからサッカーと「受験勉強」を「両立」させるその子なりの努力があったはずだからです。でも、その努力は子供がすることであって、例えば「サッカーで疲れたから宿題ができませんでした。でも○○中学には行きたいんです。どうすればいいですか?」これでも、まだサッカーと中学受験の「両立」と言い切れますか?

 

今回はここまで。では、また。

 

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