お家で育てる国語力~本が読めるお子さんにするには~② #国語力 #読解力

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2018/06/26 お家で育てる国語力~本が読めるお子さんにするには~② #国語力 #読解力

神戸市北区・西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾の灘中学受験Academiaです。「お家で育てる国語力」を続けます。

 

アニマシオンのことを私(当塾教室長、国語担当)が取り上げたのは、今を問わず子供たちの「国語力」が低下していることに危機感を覚えているからです。10年前に指導していた時の子供たちにも同じような「恐れ」を感じていました。具体的には「記述問題が苦手」「平気で空欄をつくる」「漢字すらまともに読めない、書けない」

 

会話文(「…」)がいくつもいくつも並んでいるような物語文ってありますよね。それを指導しているときに質問します。「これは誰の言った言葉かな?」これがわからないんです。三人くらいの会話のやり取りになるともうお手上げ。記述問題になると「何をどう書けばいいのかわからない」、説明しなさいと問われれば「何をどう説明するのかわからない」…それを考えろっちゅうねん!わからないっていえば許される思っとるんかい!

 

難関校ほどこのような入試の国語が増えているのが現状です。私は「これは精神的に幼いからだろう」と考えていました。つまり「いつかは解けるようになるはず。6年になれば。」「精神的に成長すればできる。」でも、そうでしょうか。単に「国語の入試問題ができない」の枠を超えて子供たちの国語力、もっと言うと言語能力はどんどん低くなってきています。

 

パッと見てパッとわかるもの、すぐに結果が見えるものに子供はは面白みを覚えます。ゲームなどもそうです。パターン認識できるものは遊び感覚でも鍛えられるからです。算数重視の入試が多くなっているのも、大手進学塾として対策が立てやすいからでしょう。けれどいくつ「パターン」を詰め込めばいいのでしょうか。一方で「読む・書く」ということは一言でいうと「めんどくさい」ことになってしまいました。

 

「自分の気持ちは自分で話さないと伝わらないよ」ここ数年、何人の塾生たちに話したでしょうか。「あなたが好き」ということですら言葉で伝えなければ伝わらないのに、自らが相手の言葉に感動することができなければ、言葉で愛を感じることもできません。

 

人を「愛する」ということですら危うくなってきている、そんな大人が少しずつ増えているような気がします。自分の都合のいい「情報」のみをむやみに信じる。いやなことは聞きたくないし、見たくもない。自分の「世界」を自分でどんどん狭くしているかのようです。「生きづらい」とも耳にします。でもそんな時、昔に読んだ物語の主人公や登場人物が「大丈夫だよ。頑張ってるよ。」「もう少しできるよ。あのとき、一緒に頑張ったじゃないか。」そう「見えない世界」から静かなエールの声が聞こえてきたら、うれしいですよね。アニマシオンはそんな「物語の中の親友」をふやすものでもあると考えます。

 

アニマシオンは受験や勉強のためにするのではありません。生きていくための術のひとつ。だからこそ「ご家庭でも」できるし「ご家庭でこそ」やってみましょう。国語力は生きていくことそのものに繋がっていくと考えています。具体的な「作戦」を次回から。

 

 

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