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2018/06/15 神戸海星入試変更(神戸市北区西鈴蘭台の塾・灘中学受験Academia) #神戸海星女子中

神戸市北区・西鈴蘭台の塾、中学受験・中高一貫校進学指導専門塾 灘中学受験Academiaです。

神戸海星女子学院中が来年度の入試科目・面接の変更を発表したというニュースが飛び込んできました。

 

神戸市灘区青谷、「山手」の落ち着いた場所。ここに伝統のある女子校が2校あります。そのため、最寄り駅の阪急電鉄・王子公園駅では「学生専用」の改札口があるくらいです。この改札口を毎朝使って、まるで「山登り」のような通学路の先にある神戸海星女子学院中がその1つです。

 

その神戸海星女子学院中が、2019年度中学入試より入試科目および面接を変更すると発表しました。正式な生徒募集要項は8月はじめに発表されるということですが、ビッグニュースです。入試科目が「4教科型」と「3教科型」の2つになり、どちらかを選択する方式になります。「4教科型」は4教科すべてを受験し、4科目合計得点または3科目(算国理または算国社)の9/7倍換算の中で最も高い得点を採用する。「3教科型」は算国理の9/7倍換算を得点とする。A・B日程ともに面接は廃止。そして調査書もいらなくなる。ざっとこんな内容です。受験生のことを考えれば、少なくとも2年前には発表してもらいたいところではありますが。

 

移転前の教室で、小五の夏から指導をして、この中学校に合格させた女子がいました。私(当塾教室長)などは国語の記述問題でかなり鍛えあげました。忘れられないのはこのお嬢さん、合格発表の時間が過ぎても教室に電話をしてこなかったこと。大抵は「先生、合格しました」「先生、番号がありました。」などとすぐに電話をくれるものなのですが…もしかして…何とも言えない重い時間…しばらくして電話が!「先生、合格しました。!」

 

その後、ほどなくしてお母様と教室にお見えになり、お母様も本人もぼろぼろと涙をこぼされて合格の嬉しさを伝えてくれました。が、「先生、受験って不合格になるのですね。」そのお嬢さんがこう切り出してきたのです。え?あなたは合格したんでしょ。「ちょっと遅れて私たち、合格発表を見に学校へいったんです。そうしたらあの海星女子学院へ続く坂道を、大人の人にかかえられて泣きながら下りてくる子が何人かいました。泣き崩れて塾の先生に抱きかかえられている子も。その時、先生が言ってたことを思い出しました。『現実に不合格だってあるんだよ。同じ泣くなら合格して泣こう。嬉し涙であの坂を下りなきゃダメだよ』って。この意味が今日やっとわかりました。」

 

入試科目の変更により、また新しい「神戸海星女子学院」の歴史が始まりそうですね。これで純粋に4科目入試を課すのは神戸女学院くらいになってしまいましたね。兵庫県女子最難関のプライドに懸けて4科目入試を維持するのか、他府県の動向もにらんで3科目入試を導入するのか、「私どもの学校は10年一貫教育ですので(他大学への進学に関しては、東大だろうが医学部だろうが自己責任でどうぞ)」と堂々と言い放つ進学校ならぬ神学校がどう出てくるのか大変興味があるところです。その伝統的建築や洋風の雰囲気に、見学した親御さんが一目ぼれすることの多い神戸女学院ですが、そのような時代の変化に対しどのような答えを出してくるのか。最近では、共学化した洛南高附中や医大傘下に入って大きく変貌を遂げつつある高槻中等、上位女子の選択肢も増えてきているように思えます。神戸海星女子のこの変化が今後どのような新たな変化につながっていくか注意深く見守っていきたいと考えています。

 

今後もこのような情報は随時取り上げていきたいと思います。では、また。

 

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